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INTERVIEW

Aldious

2016.10.20UPDATE

Aldious

メンバー:Re:NO(Vo) Yoshi(Gt) トキ(Gt) サワ(Ba) Marina(Dr)

インタビュアー:米沢 彰

-ベースもハイ・フレットまで使って難しそうだなと思ったんですけど、そうでもなかったですか?

サワ:どちらかというと、他のパートの音数がハンパないので、ベースはそれを邪魔しない程度に、わりと大人しくしてます(笑)。

-そうなんですね。あと、歌詞の面では、勝手な想像なんですけど、サマソニ、LOUD PARKへの出演があっての曲なので、"世界"だったり"羽ばたく"といったワードが意味深に聞こえました。

Re:NO:それは、何も意識していなかったですね。作ったときはまだ出演できることが決まっていなかったので。"今年はこういうのがあるから、みんな頑張るぞ!"っていう気持ちで書いたわけではなく、そういう予定がない中で書いてます。それが逆に、大きなステージにどんどん出演させてもらえることが決まっていって、ホントに歌詞のとおりになっていったというか。もしかしたら、ホントに"目を覚まして飛び立たなきゃいけないのかもしれない"みたいな。いつもだったら、現実に何か起きてからそれを歌詞にするんですけど、今回は起こる前に書いていました。

-予知みたいな感じですね。

Re:NO:なんか久しぶりに、激しいメタルの曲に対してこういう前向きな歌詞を書いたんですよ。「Female Warrior」をライヴでやるのはこの前のツアーで3回目だったんですけど、この曲はみんな"飛び立ちたい! みんなついて来てくれよ!"っていう気持ちでライヴをやってますね。さっき、演奏の話が出ましたけど、ひとりズレたらすぐばらばらになっちゃうくらい、ホントに粒が細かい曲なので。そこは全員集中して、何よりも神経を尖らせないと難しい曲だなって思います。

-イントロが始まった瞬間から一気にいきますしね。

Re:NO:5人がひとつにならないと、できない曲ですね。

-そういう曲を1曲目に持ってくるということは、この曲ありきのシングルだったということでしょうか?

Yoshi:シングルの話し合いのときに、みんなでいろいろ持ってきて。私は、どメタルでいくなら「Female Warrior」と他にもあったんですけど、この曲が選ばれたって感じですね。それと同時に"カップリングどうする?"っていう感じで話を進めました。

-なるほど。そして、2曲目となる「ノスタルジック」はAldiousらしい妖艶さが一番強く出ていて、印象的ですね。

Yoshi:ミュージック・ビデオになっている曲が、わりとどメタルな曲が多くて。Aldiousの曲にすごく詳しい方にはこれが"あ、Aldiousらしい!"って言っていただけていると思うんですけど、そういう部分て自分たちにはよくわからないんですよね。それに、Aldiousのことをあんまり知らない方や、ミュージック・ビデオやシングル曲は聴くけどっていう方からしたら、どう捉えるんだろうなって。自分が作っている曲に限っては、何も考えないで作るとこういう曲になるんです。今までの曲だと、4枚目のアルバム『Dazed and Delight』(2014年リリース)に収録している「魅惑のパレード」みたいな感じや、1stアルバム『Deep Exceed』(2010年リリース)に入っている「夜蝶」とか。そういったメロディアスな感じの曲がすごく自然と出てくるので。この曲に関しても、ホントに何も考えないで作りました。

-いろんなバンドと共通しているところを取り除いて、なお残るクセというか、バンドのキャラクターというか。それが一番濃いのは「ノスタルジック」だなと思っていました。

Yoshi:そうですね。頭のリード・ギターのところも自分の手癖で弾いたんですけど、何も考えないで弾いたので、もう1回弾くときに"どう弾いたんだっけ?"みたいな感じになりましたね(笑)。耳コピし直すのが結構大変で。あと、完全にアドリブで弾いたんで、逆に覚えるのも大変だったんですよね。手癖が入っているので、自分らしさもありつつ、ちょっと違う動きもしていて、自分になかなか入ってこなかったです。

-音的には、そういうイメージがあるんですけど、歌詞がすごくドロドロとした、妖しさというか妖艶な感じがマッチしているなと思いました。これはこの音に合わせて書いていった感じですか?

Re:NO:もちろんそうです。これを聴かせてもらったときに、"哀愁すごいな"っていうのが第一印象で。あとは、昭和っぽいというか、ちょっと古臭い、懐かしいようなイメージだったんですよ。それで、自分の中での"懐かしい"とか"哀愁"って何なんだろう? って思って。何パターンか考えて"これは違うな"、"これはちょっと嘘くさいかな?"とか思ったりして(笑)。制作中はツアーだったので、移動の機材車の中やホテルとかで歌詞を考えて。この曲が一番大変だったと思います。結構書き換えたりして最終的に落ち着いたのが、自分でも過去の経験から共感できるところと、年代関係なく共感できるところ。例えば学生時代の憧れの人で、恋は実らなかったけど大人になってバッタリ再会したときに"なんでこの人のことをあんなに好きだったんだろう?"って思ってしまう感覚って、結構誰にでもあるんじゃないかと思って。そういう意味での懐かしさを取り入れています。今までにこういう世界観って自分の中にはなかったので、このジャンルは初体験でした。

-歌詞もヴォーカル・スタイルも含めて、すごく大人っぽいなっていうのを感じました。その大人っぽさのあと、3曲目の「fragile」は急に清純な少女みたいになるので、そのギャップにも驚かされます。今作は3曲とも、キャラクターが全然違うなっていうのはすごくあって。この3つのキャラクターはそれぞれ自分の内面にあるものなんでしょうか?

Re:NO:そうですね。全部ありますし、どれも"これが本当の私"っていうわけでもないのかなと思うんですけど、でもやっぱり自分が作曲したものは自分が出やすいっていうのはあると思います。

-なるほど。では、「ノスタルジック」はYoshiさんの素に寄った形で、「fragile」はどちらかと言えばRe:NOさんの素に寄ったようなイメージってことですかね。

Re:NO:そうですね。

Yoshi:結構、昭和歌謡とか好きなんです。「ワインレッドの心」(1983年リリースの安全地帯4thシングル表題曲)とか。

Re:NO:曲の趣味は似てるんですよ。ノスタルジックなのが好きで。

Yoshi:車の中で一緒に松任谷由実さんとか聴いたり(笑)。

Re:NO:レコーディング中、"こういう歌い方とこういう歌い方、どっちがいい?"とかって、いろんな歌い方を試したんですよ。そしたら、"あぁ、いいね!"って。

Yoshi:歌詞も、"あぁ、理想どおり!"って(笑)。

Re:NO:なので、「ノスタルジック」に関しては、わりとスムーズに決まって。