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INTERVIEW

Aldious

2016.10.20UPDATE

Aldious

Member:Re:NO(Vo) Yoshi(Gt) トキ(Gt) サワ(Ba) Marina(Dr)

Interviewer:米沢 彰

-ありがとうございます。ちなみに、個人的な見どころを教えていただけますか?

Yoshi:レーザーですかね(笑)。

-レーザー推しですね(笑)。

Yoshi:まだ製品版では観てないので、早く観たいですね。あと、アンプの壁も見どころです。Hughes & KettnerMarkbassのアンプがズラッと並んで、"ザ・メタル・バンド!"みたいなステージになっているので、そういうステージ・セットも含めて観てもらえたらなと思います。Marinaちゃんだと、3バスかな? 基本的に、東京の公演とか大きな会場にしか持って行けなかったりするので。

Marina:そうですね!

トキ:あと、Yoshiと私、どっちもHughes & Kettnerのアンプを使ってるんですけど、私のは光るところをピンクにしたりとか、そういうのもあって、珍しいかなと。

-ヘッドのところですよね。

トキ:そうです! なんか裏技があるらしくて、光をピンクにしてます(笑)。

-先ほどもチラッと出たんですけど、今年のサマソニではSONIC STAGEに出演されて、同じ日の同じステージにはBULLET FOR MY VALENTINE、BILLY TALENT、TONIGHT ALIVE、coldrainと世界的にもビッグなアーティストばかりでしたが、出演してみての感想をうかがえますか?

Re:NO:ロング・ツアーの最中ということもあって、この5人でスタジオに入ってたくさん話し合ったり、ライヴを回ったりして、いろいろとやってきたことでどこか今までなかった"ちょっとした自信"をそのときは持っていて。"大丈夫! 今の5人だったらできる!"って信じているものがあったことと、それまでやってきていることを、焦らず今までの自分らしさ、Aldiousらしさのままでステージに上がろうっていうのを"いつもどおり、いつもどおり"みたいな感じを心掛けてやりました。......ですけど、ステージに上がったら頭の中が真っ白になっちゃって(笑)。なので、5枚くらいの写真のような感じでしか、ステージ上にいた記憶がないんですよ。当日のDVDをいただいて家で観て、サマソニって自分が音楽を始めたころからの一番の夢だったんですけど、このイベントに出れたんだっていう喜びと同時に、すごく自分が小さく見えてしまったりして。すごく悔しい思いもして。家で号泣しました(笑)。

Yoshi:今年は、基本的にワンマン・ライヴが多かったので。今まで、THE冠さんのイベントや、"HAMMER BALL"とか、メタルのイベントには出演させていただいたこともあったんですけど、メタル以外のジャンルのアーティストもすごく多く出演されているサマソニで、何千人もの方々がSONIC STAGEにいらっしゃってて、"その人たちに振り向いてもらえるようになるにはどうしたらいいんだろう"って思いながら、すごくアピールしてましたね(笑)。今までのメタルのイベントでは"Aldiousって名前は聞いたことあるけど、どんな音楽なんだろう?"って最初から興味を持ってくれている方は多かったんですけど、今回はまったく知らない人たちばかりだったし、お客さんが多いと言っても、ジーッと観ている方が多い感じで。それで、どうやったら振り向いてくれるだろうっていう気持ちは、これまでで一番強かったかなと思いますね。

トキ:SONIC STAGEは1万人規模のところだったんで、観てくれる人の大半はAldiousのことを知らなかったと思うんですけど、とにかく印象に残してもらいたくて。Yoshiと同じように、パフォーマンスもすごく気合を入れてやりました。本当は冷静にやろうとか思ってたんですけど、すごく広い会場のステージに立ったときに、いつも応援してくれているファンの方の顔もちらほら見えて。そういうのを見たときに、グッときて涙腺がゆるみそうになるのを必死に耐えながら。でも、ホントに楽しかったですね。

Re:NO:そうですね、いつもいるお客さんを見たときはホッとしましたね。SEが鳴ったときに、"わー! Aldious!!"みたいな掛け声が聞こえて、"あ、大丈夫だ!"みたいな(笑)。勇気をもらいましたね。

サワ:こんなにたくさんの人の前でライヴをやったのは、正直初めてだったので、ステージにいるときは基本的に頭の中は真っ白で、とにかく必死でした。こんなに大勢の前でどうしようって思いが強くて、ステージも広かったんですけど、使い方も慣れてなくて。全体的にフェス慣れしてないなっていう悔しさがあとからこみ上げてきました。そのぶん、"次からはこうしよう"みたいなものは確実に見えてきたので、今後に活かせたらいいかなと思います。

Marina:当日は時間も早かったですし、雨が降ってたんですよ。大きいステージですし、正直どれくらいのお客さんが来てくださるか、見当がつかなかったので、ステージ袖で控えてるときとか、すごく不安だったんですけど。ステージに出て、ドラム・セットを前に座ってパッと見た瞬間に、後ろの方までお客さんが見えたときは鳥肌が立ちましたね。メンバーが立ち位置について、みんなが後ろを向いて準備ができたことを確認して曲に入るんですけど、やっぱりツアーの最中っていうのもあって、メンバーひとりひとりと目が合って、"あ、大丈夫"って。一瞬、鳥肌が立ったんですけど、メンバーの"よしっ"て顔を見たときに、スイッチが入ったのは覚えてます。

-ありがとうございます。で、今年はさらに、10月8日にLOUD PARK 16、そして10月15日にはVISUAL JAPAN SUMMIT 2016への出演も決定していて、バンドとして大きなターニング・ポイントとなる1年になりそうな予感しかしないですが、みなさんの実感はいかがですか?

Yoshi:単純に怖いなっていうのもありますね。今がピークだったらどうしようとか。サマソニ、LOUD PARK、VISUAL JAPAN SUMMITって、これ以上のステージってなかなかないと思うんですよ。この先もっと上がっていかないとなって気持ちはすごく出てきましたね。今までは、ツアーをしながらちょっとずつ改善して、"ちょっとずつ頑張っていこう、次は前より良くなるようにしよう"って感じで進んできたんですけど、今年は日本最高峰のフェスばかりに出てるので。なんかこのあとは下手なことできないというか。今までどおり頑張ったらいいわけじゃないなっていうのは、すごく思いますね。嬉しい反面、その先もっと頑張らないとという気持ちになりますね。