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INTERVIEW

ROACH

2015.08.17UPDATE

2015年08月号掲載

ROACH

メンバー:taama (Vo) くぼっち (Gt) 勝也 (Ba) Daisuke (Dr)

インタビュアー:荒金 良介

-というのは?

くぼっち:大事なポイントで出す作品だなと。それから制作が始まり、煮詰まってうまくいかなくなり、その中で4月に"TRIANGLE'15"という九州ツアー、"THICK FESTIVAL"に出た経験がすごく大きいですね。

taama:たしかに"TRIANGLE'15"、"THICK FESTIVAL"がなかったら、このアルバムはできてない。それぐらい意味がある大きな出来事だった。

くぼっち:"TRIANGLE'15"もいろんなジャンルのバンドが集まってたんですよ。

taama:九州を、PAN、SHIMA、UNLIMITS、JELLYFiSH FLOWER'S、俺らの5バンドがメインでずっと回るツアーで。その土地のゲストでSHANK、GOOD4NOTHINGとかも参加して、オフの日も毎日飲むんですよ。最初の3日目ぐらいで曲作りを諦めました(笑)。どうにか生きて帰ろうと。

-"TRIANGLE'15"で何が勉強になりました?

くぼっち:そのメンツの中で僕らのバンドが1番へヴィで、いかにこの空間を勝ち取るかと考えたときに、楽曲のパワーの出し方を試行錯誤したんですよね。「リーリヤ」もいい曲だけど、そうじゃないパワーの出し方も大事だなと。そこまで緻密に計算したわけじゃないけど、今回のテンポ感とかはそこから来てると思います。僕はそのツアーを通して、偏ってると思ったんですよ。

-偏ってる?

くぼっち:表現の仕方が偏ってるなと。

taama:"激しく暴れさせたい""モッシュさせたい"、以上!みたいな。

-今作は間違いなくバンドにとってターニング・ポイントと言える変化作ですよね。ブレイクダウンも減って、身体を揺さぶるアプローチではなく、より伝えたい、届けたいという気持ちが如実に表れた作品だなと。今回、日本語の割合も増えたんじゃないですか?

taama:えっ、マジですか? 俺的にはめちゃくちゃ減ってる気がして。

-日本語が耳に残る曲が多いんですよね。

taama:いろんなものを引いた結果、逆に日本語が出てきたのかな。今の意見は新鮮で嬉しいですね。今回はめちゃくちゃ英語詞を入れたけど、日本語で歌ってる感が出てる......不思議っすね。

勝也:やっぱり日本語が浮いてるんだね。

-だから、メッセージもしっかり伝わってくるんですよ。「ワイヤード」の"君と一緒に生きてきて良かったよ/死ぬ時が来てもその時また言わせてくれよ"の歌詞は、聴いて一発で覚えるぐらい耳に入ってくる。

taama:それは僕たちにとって世紀の大発見ですよ。次の作品はまた面白くなりそうですね。英語詞も大変だったけど、楽しかったですね。

くぼっち:バックのサウンドを作るというより、今回はメロディと言葉の乗せ方が大変でした。

-やはり、そこはこだわったんですね。

taama:語感を気にせずに、メロディをバンバン入れてるから、今まで自分がやってきたパターンの日本語だと、乗らないんですよ。で、くぼっちに歌詞が乗らないんだよねと相談したら、それなら英語にすればいいじゃんと言われて。

くぼっち:前はこのメロディなら日本語、このメロディなら英語と分けていたけど。今回はメロディがポンと出てきたときに、日本語を乗せようと思っていても、英語詞の方が合うなら英語詞にしようと。乗せる言葉で聴いた印象も違うから、それは発見ですね。バックのサウンドも違うように聴こえるし、それは勉強になりました。

-メロディに対する言葉の乗せ方も自然体になってきたんですかね。

taama:音をかっこよく聴かせるために、自分のエゴは取っ払って、ベストな道を選んだという。全部英語になった曲もあるけど、それはそれでいいかなと。

-ROACHなりの王道ロックというか、今回はストリートのど真ん中を堂々と闊歩しているような印象です。

taama:そうですね。

くぼっち:それは嬉しいですね。

-今までは川に落ちそうなギリギリのラインを突っ走っていた感じだから。

全員:はははは。

くぼっち:「リーリヤ」を出してなかったら、こういう作風になってなかったと思う。「リーリヤ」で同期を入れて、あの経験があったから、ナチュラルな感じに戻れたのかなと。今回「リーリヤ」よりも生感が出てると思うんですよ。ほんとにすべてがいい形で、この作品に作用してますね。