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INTERVIEW

NoisyCell

2015.07.07UPDATE

2015年07月号掲載

NoisyCell

Member:Ryosuke (Vo/Gt) Ryo (Gt/Scream/Prog) Kiyoshi (Dr)

Interviewer:村岡 俊介(DJ ムラオカ)

-先ほどSAOSINの名前も出ましたが、90年代後半のDEFTONESやTAPROOTなどのラウドロックから、FUNERAL FOR A FRIENDやFINCHなどの00年代のスクリーモの影響を感じました。そういったサウンドをアップデートしてモダンにしたのがNoisyCellのサウンドかなと。邦楽よりも洋楽の影響を強く感じましたね。

Kiyoshi:僕も洋楽から音楽から入ったので。
Ryo:でも日本の音楽も好きですね。宇多田ヒカルのメロディやコーラス・ワークがすごく好きですし、そういったところからの影響もある気がします。
Ryosuke:僕はもともと洋楽はあまり聴かなくて、ずっとテレビで流行ってる日本の音楽を聴いてきたんですけど、Ryoと出会ってから洋楽とかラウドっていうものに触れ始めたんです。こいつの作る音楽は昔から好きだったんですけど、何が好きかって言うとそういう日本的なメロディ感覚なんですよね。邦楽好きだった俺が、シャウトが入っていても抵抗なくすごい好きだって思えたんですよね。そういうところで通じ合えて、NoisyCellってバンドの元になったと思います。
Kiyoshi:僕も加入するにあたって、メロディの良さに魅力を感じましたね。僕だけ少し年上で、過去には別のバンドもやってきてたんですけど、こんなに面白いバンドはなかったですね。曲の流れや展開も今まで聴いたことがないような面白みがあったりしたんで。

-Ryosukeさんは邦楽に影響を受けてきたなか、全曲英語詞で歌うというのは抵抗はなかったですか?

Ryosuke:僕はこのバンドは楽曲が1番の武器だと思っていたので、そこを殺したくないなと。日本語の歌詞って言葉としては通じやすくなるんですけど、場合によっては野暮ったくなるし、そういう意味で耳触りを悪くしたくない、メロディを殺したくないっていう思いがあって、初期からずっと英語でやってきてるんです。ただ僕は個人的には日本語の曲を聴いて育っているので日本語で歌いたい気持ちもありますね。

-英語の歌詞も違和感ないですよね。英語詞は誰が作っているのですか?

Ryosuke:前作『Your Hands』はRyoとふたりで作りました。俺がすべて日本語で書いてそれをふたりで英訳するというやり方でした。今作『Sources』は基本的には俺が英語詞も書くようにしていて、それをふたりでブラッシュアップしていくというやり方でしたね。

-作曲はすべてRyoさんが?

Ryo:はい、メロディも俺が作っています。

-アルバムの流れですがTrack.1~4までスピーディな曲が立て続けに並んでいます。息が続く限り全力疾走しているようですね。

Kiyoshi:テーマが戦いなんで、"戦いの始まり"って感じですね。
Ryosuke:曲順に関しては本当にギリギリまで悩んでいろいろ考えました。今回できた曲たちは、前作をリリースしてライヴを本格的にやり出して、その中で生まれた曲がほとんどなので、ライヴからの影響は間違いなくありますね。この『Sources』を作るために曲を書いたというより、"ライヴでこういう曲があったらな"って、そういう曲たちができました。完成したのが結果的にラウドな曲が多かったので、そういう部分を前面に押し出すべきなんじゃないかと話し合って、最初からぶっ飛ばしていこうかと(笑)。このアルバムは俺たちのライヴで得た経験を提示できる曲順にしたつもりです。