DISC REVIEW
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昨年1stミニ・アルバム『Your Hands』をTOWER RECORDS限定でリリースし、ロング・ヒットを記録した新世代邦ラウドロックの旗手"NoisyCell"が、初の全国流通盤となる1stフル・アルバムをリリース。Track.1~4まで立て続けにアグレッシヴでアッパーな楽曲が並んでおり、頭から聴き手に息つく暇を与えない。Track.5のアンビエントなインストを挟み、以降はバラードやミドルテンポの楽曲、そして8bitサウンドやオートチューンを起用したりと、彼らの引き出しの多彩さが味わえるアルバム構成となっている。結成時は楽曲をネットにアップすることが活動の中心だったというだけあって、ハイクオリティな楽曲が定評の彼らだが、そこにプロデューサーとしてPABLO氏(Pay money To my Pain)が全面的にバックアップすることで一介の新人というレベルを超越し、ラウドロック・シーン屈指の作品へ仕上がっている。村岡 俊介(DJ ムラオカ)