DISC REVIEW
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2016年8月にKiara(Ba)とTatsuya(Dr)が正式加入してから、初のフル・アルバムとなる今作。メンバー・チェンジを経て、日本語詞も取り入れ、サウンド的にもラウドに留まらない表現を打ち出してきている彼らの今のモードがよくわかる15曲、フル・ボリュームのアルバムとなった。サウンド・プロデューサーにはONE OK ROCKなどを手掛けるakkinを迎え、ラウドロックもポップな楽曲も、優しいバラードも、それぞれ心の機微まで映し出すようなエモーショナル且つダイナミックなサウンドに仕上げている。Ryosuke(Vo/Gt)の存在感ある歌唱力も際立つ、じっくり聴きたい作品だ。バンド名Noisy"Cell"にちなみ、細胞をデザインしたアートワークも面白い。 山本 真由