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激ロック | ラウドロック ポータルサイト

DISC REVIEW

Your Hands

昨年から都内を中心にライヴ活動する3人組。彼らの1stミニ・アルバムは、なんとPay money To my PainのPABLO(Gt)が初プロデュースを手がけている。その事実からも分かる通り、バンドの音楽性も奇をてらわず、王道のラウドロックで正々堂々と勝負している。メンバー自らプログラミングも使いこなし、生音のダイナミズムを大事にしつつ、空間を活かした奥行きのあるパートも挿入している。とはいえ、本筋はスクリーム&メロディアスな歌唱力抜群のヴォーカルであり、3ピースとは思えない切っ先鋭い重厚な演奏が主役だ。また、アコギや美しいコーラス、ハード・ロック調のギター・ソロも楽曲を華やかに色付けている。時折Ryosuke(Vo/Gt)の声色に、K(Vo)に通底する哀愁味も感じ、ドキッとした。 荒金 良介