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INTERVIEW

NoisyCell

2018.03.22UPDATE

2018年03月号掲載

NoisyCell

メンバー:Ryosuke(Vo/Gt) Ryo(Gt/Scream/Prog) Kiara(Ba) Tatsuya(Dr)

インタビュアー:山口 智男

『Colors』『Pieces』。対になる2枚のミニ・アルバムでラウドロックにとどまらない表現の幅を広げたNoisyCellの挑戦は、まだまだ止まらない! 今年7月にフル・アルバムのリリースを予定している彼らが、昨年12月にリリースした『Letter』に続き、早くもニュー・シングル『時間飛行』を配信リリース。初の日本語タイトルのバラードを表題曲に選んだことからもバンドの意欲が感じられるが、それぞれに違う魅力を持ったカップリングの2曲と合わせて聴けば、彼らが現在、どんな考えのもと、フル・アルバムの制作に臨んでいるかがわかるはずだ。

-『時間飛行』では、バンドのどんな魅力をアピールしたいと考えたんですか?

Ryosuke:進化しながらも、歌というか、メロディ・ラインを聴かせたいというのが一貫してあるんですよ。だから、今回もそれが前提ではあるんですけど――

Ryo:最近、バラードでリードを切ってなかったから、切りたかったというのもありつつ、7月にフル・アルバムをリリースすることが最初に決まって、そこからシングル2曲、先に出しちゃおうってところから前回の「Letter」(2017年12月リリースの配信シングル表題曲)と今回の「時間飛行」を選んだんです。だから、「Letter」ができたとき、すでに「時間飛行」もほとんどできていて、他にアルバムに入る予定の曲も結構ある中で、リード映えする2曲がそれだったっていう。その後、リリースが12月と3月に決まって、じゃあ「Letter」は冬っぽい感じで、「時間飛行」は卒業シーズンだから、そういう感じでってなったとき、バラードの、ああいう雰囲気ってすごく合うなと思いつつ、個人的には「Innocence」(2014年リリースの1stミニ・アルバム『Your Hands』収録曲)を超えるような曲をずっと作りたくて、今回、「時間飛行」でリードを切ることによって、それが実現できたらなという野望もありました。

-「時間飛行」を作るうえでは、具体的にどんな曲をイメージしたんでしょうか?

Ryo:サウンド面で言うと、ミックスの話になっちゃうんですけど、今までは音の密度が高かったんですよ。例えて言うなら、この箱の中に、いかにいい音の状態でギュウギュウに詰め込めるかっていう作業だったんです。聴いたときに音の圧がガーンと来て、かっこいいみたいな感じの作り方を今まではしていたんですけど、今回は箱の中にゆとりを感じることができる、いい意味で密度の低い、聴きやすい曲にしたいと思いました。そういう音作りをすると何がいいかって言うと、声がめちゃめちゃ聴こえてくるんですよ。つまり、Ryosukeの声の良さを活かした曲にしたかったんです。それがテーマでもありましたね。前回、『Letter』をセルフ・プロデュースで作ったことで、そういう音の違いに対する意識がより高まったというか、自分たちで音の違いをちゃんと聴き分けて、判断していかないと、いいものは作れないってわかったんです。そのうえでの今回の作業だったので、それまでPay money To my PainのPABLO(※『Your Hands』から2017年6月リリースのミニ・アルバム『Pieces』までのサウンド・プロデュースを担当)さんがやってきたことのすごさもわかったし、他のスタッフのすごさも再確認できたし、それを俺らがやることになって、すごく勉強もしましたね。

-そういう音作りをするためには、歌も含め、各パートのフレーズ、プレイを磨き上げなければいけないと思うんですけど、そういう部分では、それぞれに考えることとか意識とかが変わったところもあったんじゃないでしょうか?

Tatsuya:めちゃめちゃ変わりました。もともと、歌を邪魔しないようにドラムのフレーズを作ってはいたんですけど、今回、ミーティングを重ねながら、それこそシンバルの音ひとつひとつに対してまで、音量とか、叩き方とかにこだわったんです。昔は昔で一生懸命やっていたんですけど、今回はさらに磨きをかけて、歌の聴こえ方がこれまでで一番、完璧ですっていう状態を作れたし、それをやりきったっていう感じもすごくあります。

Kiara:それぞれに求めている音がちゃんと表現できたと思います。今回、普段使わないベースを使ってみたんですけど、新たな発見もあって。それは今後、活かしていけると思うんですよね。

-そこまで歌を聴かせたいとメンバーに思ってもらえると――

Tatsuya:幸せ者だよなぁ(笑)。

Ryosuke:幸せ者ですね(笑)。

-ヴォーカリストとしてプレッシャーも感じませんか?

Ryosuke:プレッシャーはあまり感じてなかったですね。俺は最後に、みんなが録ったオケを聴きながら、歌をレコーディングするんですけど、オケを聴いただけで、みんながどれだけ頑張ってくれたのか、それぞれのエネルギーを感じて、やったるぜ! って士気が高まるんですよ。「時間飛行」についてひとつ言うなら、歌がはっきり聴こえるぶん、細かいニュアンスやミスもはっきりわかるわけだから、そういうところは気をつけながら歌いましたけど、基本的にはいつもどおり気持ち良く歌わせてもらいました。あとはやっぱり、今回はリード曲で、誰からもいいと言ってもらえるポピュラーな曲にしようというイメージがあったので、歌に変なエゴを出さないようにまっすぐ歌おうと決めてましたね。