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INTERVIEW

TRIVIUM

2013.10.10UPDATE

2013年10月号掲載

TRIVIUM

Member:Matthew Kiichi Heafy (Vo / Gt)

Interviewer:ムラオカ Interpreter: Rei Shishido

-また"世界で経験してきたこと"というと、数え切れないほど様々な経験をしてきているあなたがただと思うのですが、その中でも特に自分を成長させてくれた経験がありましたらピックアップして教えていただけますか?

もちろんさ!忘れられないのはやっぱり2005年のDOWNLOAD FESTIVALだよ。僕たちはメイン・ステージでプレイできることになったんだ。今まで見た中でも1番......とにかくとてつもなくでかいステージだった。もちろん僕らは1番手だったから、最初はそんなに人がいなかったんだ。でもプレイを始めたとたん、僕たちを観に4万人の人が一気に押し寄せてきた!あれは本当に忘れらないステージだったよ。そのステージのおかげで、僕たちは名を知られるようになったんだ。2011年のWacken Open Airもすごかったよ。なんたって8万人も動員する世界一のメタル・フェスだからね!1曲目から観客はすべての歌詞を一緒に歌ってくれたんだ。僕はツアーが好きだし、世界中でプレイできることは本当に素晴らしいことだよ。いろいろな人に出会えるし、その国の文化に触れられるんだからね!こないだは、生まれて初めてブラジルに行ったよ!食べ物も音楽も人々もとても新鮮で最高だった。

-本作のプロデュースは、DISTURBED/DEVICEのDavid Draimanが担当と聞いて驚きました。前作のColin Richardsonには満足していたようですが、今回Davidをプロデューサーに迎えることになった経緯を教えていただけますか?また、実際にDavidをプロデューサーに迎えてみていかがでしたか?学ぶべきところもありましたか?

2005年にシカゴでDANZIGのツアーのオープニング・アクトをしたとき、Davidもシカゴにいて、ライヴを観に来てくれたんだ。ライヴを観終わると彼は僕たちの方に来てこういってくれたんだ"俺は君たちのバンドのファンなんだよ"って。もう僕たちは吹っ飛んだよ、だって僕たちはDISTURBEDの大ファンだしね。それから1年に1、2回はフェスとかで彼と顔を合わせるようになった。2011年にDISTURBEDのサポートでオーストラリアに行ったとき、彼に『In Waves』を渡したんだ。彼は一通り聴いてこう言った。"とても素晴らしいよ、僕たちが一緒にやれば素晴らしいものができるだろう"って。最初は僕たちも彼の言っていることの正確な意味はわからなかった。それから何回か話しているうちに、彼は新しい彼のバンドDEVICEの曲を聴かせてくれた。それを聴いたとき、彼の才能に改めて感動したんだ、彼にこそ僕たちのプロデューサーになって欲しいと思った。彼自身もTRIVIUMのファンでいてくれたことや、僕たちの願いもあって、彼をプロデューサーに迎えるという過程は自然に決まっていった。Colin Richardsonとの仕事にももちろん満足していたし、彼にも素晴らしい才能がある。しかし、今回はDavidの方に期待が大きかった。彼自身もヴォーカリストということもあって彼は僕をヴォーカリストとしてとてつもなく成長させてくれたんだ。彼は本当に良いプロデューサーだ。僕たちを変えようとは決してしない、僕たちの良いところを最大限に引き出してくれるんだ。

-Davidは自身のバンドではプロデュース・ワークを行っていますが、外部のバンドをプロデュースするのは初めてだったのではないでしょうか?

そうだよ。

-「Vengeance Falls」などのリフやヴォーカル・メロディにDavidの影響を感じました。彼から具体的なアドバイスはありましたか?

彼は僕たちには僕たちであって欲しいと思っているから、自分の音楽性を押し付けるようなことはなかったよ。TRIVIUMはメロディが重大な位置を占めるバンドだから、その点においては彼からのアドバイスがあったよ。そのおかげでよりTRIVIUMらしいメロディが作れたと思っているよ。

-今作のオープニング・トラックであるTrack.1「Brave This Storm」にTrack.3「Strife」がすでにYouTubeなどで聴くことができますが、ファンの反応も上々のようですが、周りの反響には満足していますか?

ヨーロッパ・ツアー中にルーマニアでライヴをしたとき、これが新曲だって全くアナウンスせずに、いきなり新曲を披露したんだ(笑)。リアクションは凄く良かったよ!その次の日にその曲のアルバム・バージョンをネット上でフリー・ダウンロードできるように解禁したんだ。次に僕らがその曲をプレイしたらもうみんなその曲の歌詞を知っていて合唱してくれた!凄く嬉しかったよ!それから次は「Strife」って新曲をただ何も言わずにいきなりプレイしたんだ。そうしたら、みんな"タラララーラララ♪"ってイントロを口ずさんでくれたんだ!ファンの素早い対応に感動しているよ。この2曲の手応えはとてもいいね、『In Waves』を発表した時最初ファンは凄く戸惑っていたように思える。しばらくして人気が安定したけどね。今回の2曲はしょっぱなから多くのファンに好かれているという手応えがあるよ。もうすぐビデオも発表されるから楽しみにしていてくれ!