－最初のインパクトがそのまま落ちずに、噛んでいると更に味が出続けるというようなイメージですかね。

M：一生美味いスルメですね。

一同：それヤベー（爆笑）！！

吉川氏（TRIPLE VISION担当）：激ロックの見出しになっちゃうよ。

一同：（爆笑）

－CDの帯で。

一同：（爆笑）

M：シュール過ぎる（笑）！！

T：1曲1曲カラーが違うのでそこがやっぱり面白いですよね。

－全曲個性がある楽曲が揃っているんですが、「GASOLINES」がターニング・ポイントとして3曲目になっているのかなと思ったんですが。

D：これも相当狙いましたね。

－前半と後半という感じで、より飽きさせないポイントになっているのかなと感じました。ミックス、マスタリングにはSUICIDE SILENCE、SHADOWS FALL、TEXAS IN JULY他を手がけるWill Putney(Will Putney Production / Machine shop )を迎えていますが、彼に依頼した経緯を教えて下さい。

M：吉川さんから、TRIPLE VISIONからリリースしているバンドが仕事をしている良い所があると紹介して頂きました。元々自分たちが彼が手がけた作品を好きだったので、やってもらいたいなと思ったのが今回の経緯ですね。

－やり取りなどは吉川さんが行ったんですか？

吉川氏：めっちゃ大変。正直言うと大変でしかなかったですね。

－要望と違うものが上がってきたりしたんですか？

U：何を言うにもストレートに伝わらなくて、全然こっちの思惑通りにならないことはありました。

D：音は間違いないんですけど、やりたいニュアンスなどを伝えるのは大変でしたね。

吉川氏：次の作品も頼むのであれば、ミックス、マスタリングは直接向こうに行って指示していかないとダメだなと思いましたね。

M：苦労したやり取りの末、すごく良いプロダクションにはなったと思うんです。彼もプレイヤーなので、そういう視点でのプロデュースとまではいかなくとも意見も入れてもらいつつ仕上げてくれたので、間違いないですよね。ガチガチの最新の音にしてくれましたね。

D：迫力が全然違うというのにまずビックリして、ヤバイなと思ったんですけど、そこからやりたいニュアンスなどが伝わっていなくて“アレ？”って思ったんです。そこからがかなり大変でしたね。

M：修正、修正、修正、修正という感じで、良くも悪くもアメリカ人でしたね（笑）。

ただ結果的にはほぼ満足出来るプロダクションになったと思っています。

－先ほど曲のストックはあると仰っていましたが、次の作品についてはある程度考えているんでしょうか？

M：また皆さんをビックリさせられるようなものを考えてはいます。

U：次はもう3年とかは待たせないです（笑）。

吉川氏：その前に『PUNK GOES POP』の曲もあるからね。

M：それ言っちゃいますか。今回もやらせて頂きます。

－今回はどんなアーティストの楽曲をカヴァーするんですか？

吉川氏：MAROON 5の「This Love」ですね。原曲レイプもいいとこですよ（笑）。

M：でもカッコ良いですよ。

U：MAROON 5に土下座をかまさなければならないね。

D：MAROON 5にモッシュ・パートを突っ込みました。

一同：（笑）

M：良い所は抑えている、良いカヴァーになっていると思います。

－カヴァーでバンドのセンスが見て取れたりしますよね。

M：そうですね、アレンジ力とか。

D：うちのバンドはただ普通にカヴァーするというか、カラオケみたいにはなりたくないと思っているので、思い切りやった方がいいんじゃないかって考えてます。

－リリース後にはツアーを開催しますが、ここまでがっちりとツアーを組むのは久しぶりですよね？

M：自分たちがヘッドラインというのは久しぶりですね。

－初めて行くエリアというのはありますか？

M：初めてやる箱はありますけど、土地は全部行ったことがありますね。