INTERVIEW
DIR EN GREY
2011.08.09UPDATE
2011年08月号掲載
Member:Toshiya(Ba)
Interviewer:MAY-E
-イギリスでいうところの70年代のパンクみたいな感じでしょうか。
そうそう!そうですね、そういうところはあります。
-今作リリース後は、9月から全国ツアーが始まりますが、その前にドイツのメタル・フェス『Wacken Open Air』の出演が決定していますね。日本のバンドの見られ方も、恐らくそれ以前とは違ってくると思いますが……
うん、違うでしょうね(苦笑)。
-以前とは違う緊張感を感じていたりもしますか?
ないと言ったら嘘になりますね(笑)。うん、ありますよ。でも、残念ながら自分たちは日本の大使にはなれないんで……
-と、言いますと?
僕らは日本のロック・バンドの代表ではないってことですね(笑)。
-いやいや! そんな事はないでしょう。これだけヘヴィな音楽性でありながら日本の音楽シーンでチャート・アクションを起こせるのはDIR EN GREY以外、他にいませんし。実際、DIR EN GREYが日本人の耳に変化をもたらしていると思いますし。ですので、堂々と日本代表ということで(笑)。
ハハハ!(笑) でも、そう言ってもらえるのは凄く嬉しいですね。微力ながら、出来る事をやっていきたいと思います。
-今作がライヴでどんな風に表現されるのかも、とても楽しみです。
今までのアルバムとは違って、今作は長期計画でやっていこうと思っているんですよ。ライヴでも色々と試してみたくて。一回のツアーでアルバムを一気に見せるということはしないと思います。少しずつ出していきたいなって。自分たちでも噛みしめながらやりたいんですよ。アルバムのツアーではあるけれど、全貌は見せないツアーにしたい。ひょっとしたら、丸一年以上かけた最後の最後でようやくアルバムの全貌が見えることになるかもしれないし。
-異例というか、壮大なプランですね。
うん。日本のシーンにはあまりないやり方をやっていきたいというのがあって。例えば、日本のバンドであれば、アルバムをリリースしたらそれに伴うツアーを行うと思うんですけど、そろそろ日本の音楽もそういうシステムを変えていったらいいんじゃない?なんて思うんですよね。
-ぜひシステムを変えていってください! 今後の活躍にますます期待しています。インタビューありがとうございました。