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DISC REVIEW

Synthesis

EVANESCENCE

『Synthesis』

Release Date : 2017-11-08
Label : ユニバーサル ミュージック
¥3,456

ここ日本でも絶大な人気を誇る、カリスマ女性ヴォーカリストAmy Lee率いるEVANESCENCEが、ついに本格再始動! 実に6年ぶりとなるニュー・アルバムを完成させた。ニュー・アルバムといっても内容としては、これまでの名曲の数々をオーケストラ、エレクトロニクス・アレンジにしたものと、新曲が2曲という、完全なオリジナル・フル・アルバムというわけではないのだけれども。それでも、今の彼らの新たな解釈による楽曲のアレンジの数々は、本当に新鮮で面白い。今作に至るまでに、Amyが出産を経て、ソロ活動でバンド・サウンドとはまったく違った方向性の楽曲にトライしていたこともあり、これまでとは趣の違う、オーガニックで人間味溢れる歌唱やアレンジが印象的だ。そして、フル・オーケストラによる壮大なサウンドは、もともとドラマチックだったEVANESCENCEの楽曲にさらに、映画のサントラを聴いているような、目の前に映像が広がる繊細で美しい深みを与えている。エレクトロの要素も、ヘヴィでゴシック的なデジタル・サウンドというよりは、ストリングスやピアノの音をより引き立てる楽器のような役割を果たしており、絶妙なバランスで組み込まれている。もはや、ロックとかメタルとか、そういう次元を超えてしまった崇高な音楽だ。 山本 真由