DISC REVIEW
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“ポップ・スクリーモ・コア”というジャンルを標榜し、昨年リリースした前作『MUSIK』はノンプロながらにハイ・セールスを記録、1月に渋谷CYCLONEで開催した自主企画イベントをソールド・アウトさせるなど、2010年の結成以来勢力を拡大し続けるANGRY FROG REBIRTHから待望の新作が到着。メロコアとスクリーモをブレンドさせたサウンドで一際輝くのは、キャッチーなメロディ・ラインだ。特にTrack.5のそれは闇の中に輝く一筋の光のようで、繊細ながらに鋭く突き抜ける。スカのアプローチが盛り込まれたTrack.3の展開は非常にユニーク。これもAFR流のポップ・センスと言えるだろう。収録曲5曲を通した流れも非常にドラマティックで、フル・アルバムへの期待をせずにいられない。 沖 さやこ