DISC REVIEW
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2010年の激ロックFESでの初来日が記憶に新しいAUGUST BURNS RED。今年はLOUD PARK 11にて再来日と噂されている彼らから、ファン待望の新作が絶妙なタイミングでリリース!今作も彼ららしいテクニカルで複雑な曲展開、頭に残るメロディアスなギター・ワーク、アグレッシヴなヴォーカル・スタイルがセンスを放っているが、前作と比べるとメタルコア的な要素が減り、ブラストビートやギターの単音弾き、メロディ・パートなど、メタル的なアプローチが強くなっており、前作までとはまた違ったABRサウンドを聴かせてくれる。前作までのメタルコア的なサウンド好きには少し物足りないかもしれないが、メタルファンがメロイック・サインを掲げて、サークルピットを走りまわる姿が容易に想像出来るメタル愛全開なサウンドになっていて、彼らの目指すべきサウンドはここなのだと納得させてくれる作品だ。 TxOxMxOx