INTERVIEW
AUGUST BURNS RED
2011.12.01UPDATE
Member:Jake Luhrs(Vo) Matt Greiner (Dr)
Interviewer:ムラオカ
-どのような経緯でLOUD PARKで来日することになったんですか?
Matt(以下M):いずれは来ると思っていて、LOUD PARKもやるかもしれないという話になってたんだ。でも決定はしていなかったから日本に来られるのが待ち遠しかったんだよ。本当に絶対に来日したいと思ってたんだよ。さっきもサイン会があったんだけど、ファンが“また来てね!”って言ってくれてすごく反応が良い印象を受けたよ。
-前回の来日ではスケジュール的にもキャパシティ的にもかなりパンパンに入っていてタフなものになったと思うのですけれども、その中でも思い出に残っていることがありましたら教えてください。
M:本当に暑かったって記憶があるよ(笑) キッズ達も大盛り上がりですごくエネルギーを感じたね。 HOWLLING BULL RECORDSのGEESSが東京のレストランや色々な所に連れて行ってくれて、日本の文化を楽しめる貴重な経験になったよ。いつものツアーじゃマックでチーズバーガーとかを食べているからね。もしかしたら今回もそういう時間が取れるかもしれないからすごく楽しみだよ。他の国ではあんまり文化を見せようということはあまり無いんだけど、日本人はみんなオープンで色んなことを見せようとしてくれるから、そういう気持ちはすごく嬉しいね。
-Jakeはいかがですか?
Jake(以下J):とにかく食べものがすごく印象的だったね。Mattも言っていたけどGEESSが食べ物や色々な経験をさせてくれて、なんていうんだろう生活の一部分を垣間見ることが出来たのが良かったね。普通ライヴをやってもクラブやライヴ会場しか見れないけど、日本では外に出掛けて町並みを見たり出来たよ。特に最後にやった激ロックのライヴ(clubasia公演)はファンも俺達のことを歓迎してくれて最高だったよ。そういうのはアメリカではあまり無くて、でも日本のファンは当たり前のように歓迎してくれるからすごく嬉しかったよ。
-今回はLOUD PARKという前回とは打って変わって非常に大きい会場でのライヴでしたが、出演してみて如何でしたか?
J:大きいステージも小さいステージも両方良いところと悪い所があるよね。特に大きいステージだとこじんまりと寂しい印象を与えないようにヴォーカルとギターは動き回らなきゃいけないと思う。それから会場が大きいと自分の声が聞こえなかったりして苛立ったり、難しいなと思うよ。柵もすごく遠いのでエネルギーを感じることが出来なかったりと自分との格闘があるね。でも何より5000人のファンが俺たちのことを求めている姿を見ると嫌な気持ちも消えるし、今日も今回のツアー初めてのライヴでパフォーマンスはあまり良くなかったんだけど、やっぱりその5000人のファンの姿を見るとそういう気持ちは吹き飛ぶし最終的に自分が楽しめなくてもファンが楽しんでくれていたらそれでいいんじゃないかと思うんだ。大きいステージも小さいステージも違う世界だけど、大きいステージでライヴをするっていうのは本当に貴重な体験をさせて貰えたと思っているよ。
-Mattはいかがですか?
M:俺はドラムだからファンとの距離が一番遠くて一体感を感じるのがすごく難しいってことを大きい会場でライヴする時には感じるかな。でも2、3曲やると暑くなるし疲れるしそういうことを考えなくなって楽しめるようになるんだ。そしてJakeも言ってたけど大きい会場と小さい会場は全然違う世界で、前回のライヴではファンの顔が見れたけど今回みたいな大きい会場では見られないってのが大きな違いだよね。でもさっきのサイン会でファンの顔を見られたのはすごい良かったよ。それから大きな会場の時は鳥肌が立つし緊張するよ。大きい会場でも小さい会場でも俺たちはライヴが出来るってことをすごく幸運だと思ってるよ。
-出演時間が11時過ぎでアメリカや海外ではあまりない時間帯でのライヴだったと思うのですが、ライヴに向けてコンディションや気持ちを向けて行く上で大変だったことはありましたか?
M:Warped Tourから帰って来たばかりで結構早い時間帯にライヴをしていたから朝早くのライヴには慣れていたかな。むしろ時差ボケで逆に遅い時間に感じて今眠いぐらいだよ(笑)。でも地元で朝の11時にプレイしたら変な気持ちにはなるかもね。コンディションが悪い時にどうやって気持ちをライヴに向けるかってことについては、自然とアドレナリンが出てモチベーションが上がるよ。こうやって早い時間からライヴをするとプレスも出来るしライヴやらなきゃライヴやらなきゃって考えなくて済むからある意味では良かったかな。