DISC REVIEW
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“ん?本当にAMON AMARTH?”初めて聴いた瞬間、別のCDと間違えたかと思った程に現代的な音に進化したAMON AMARTHの8枚目。ステージ上でチャンバラを繰り広げたり、火をバンバン焚いたりとハデな演出を繰り広げる、まさに漢(おとこ)達のヴァイキングな世界観を展開する彼らは、熱狂的なファンを獲得しながらも一部の冷静なリスナーからはドン引きされるクサい演出とサウンドが(良い意味で)身上だったはずだが、今作は漢クサさは上手く残しながらも、かなりソリッドで現代的な音へと大きく変貌を遂げ、エクストリームなサウンド好きには堪らない作品に仕上がっている。Surtur(スルト:伝説の巨人)を率いるAMON AMARTHは全世界的にその人気を広げることになりそうだ。 米沢 彰