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INTERVIEW

AMON AMARTH

2013.07.23UPDATE

AMON AMARTH

Member:Johan Hegg (Vo)

Interviewer:藤崎 実 Interpreter:Rei Shishido

-9作目のアルバム『Deceiver Of The Gods』がリリースされます。新作について、自身の評価を教えて下さい。

うん、とても良いものができたと思っているよ。普段はあまり言わないことなんだけど、今回のアルバムは俺たちのキャリアの中でも特に強い意味を持っていると思う。全体的に見て大変良いものができたと俺としてはすごく喜んでいるよ。

-ニュー・アルバム『Deceiver Of The Gods』のコンセプトや歌詞についてお話いただけますか?

コンセプトというコンセプトは特にないんだが、メイン・キャラクターであるロキを中心にしたアルバムになっているんだ。さまざまな思考をひとつにまとめて歌詞にしていくんだけど、手順としては、映画を作るような感じだった。メイン・キャラクターがいて、その周りで何が起こるか、どういうシーンにするのか、そういう風に考えて歌詞を書いた。やはり神話についての歌詞が多いけど、歴史の話だったり、俺が作った話も中にはある。

-本作は今までのアルバムを全て肯定した上で、AMON AMARTHの良さや自信がサウンドに凝縮されていると感じました。

 

まさに狙った通りだよ。

-Johanの表現力豊かな歌声は、怒りや哀しみといった感情や物語の情景をリスナーにしっかりと伝える魅力がありますね。

ははは、それはうれしいね。いやぁありがとう!そうだなぁ、いつもBruce Dickinson(IRON MAIDEN)やTom Araya(SLAYER)、Lemmy(MOTORHEAD) なんかのヴォーカル・スタイルを尊敬したきた。そして自分も自分のスタイルと呼べるような、自分の良さを発揮できるようなヴォーカル・スタイルを確立したいといつも思ってきたんだ。それに近づけてきているとしたらそれは嬉しいことだね!

-全体的にギター・リフの比重が増えた印象を受けます。意識して変化させたのでしょうか?

んー、そうだなぁ、俺たちは変化や影響や新しいアイディアについては恐れていないし、常にオープン・マインドだと言えるかもしれない。しかしスタイルの変化を全面に出そうとは意図しなかった。でもそういう風に感じられたなら、それは進化なのかな。

-幾つかの楽曲についてコメントをいただけますか?どの曲が好きですか?

アルバムが出てからもう6か月くらいたつけど、まだ1番好きな曲が決められないでいるよ(笑)。全曲好きだ。アルバムを順番に聴くから、頭に1番残るのは必然的に1番最後の曲かな。こういうのって1番好きな曲を決めるより1番好きじゃない曲を決める方が楽だよな、でもそれは言えないよな(笑)。このアルバムの好きなところはメロディックかつ強いフックの曲が多いところだ。でも「Deceiver Of The Gods」のような曲はとてもアグレッシヴでイーヴルだ。「Blood Eagle」なんかはガチでアグレッシヴで激おこな曲(本人曰くVery Angry Song)だよ。つまりは今回のアルバムはメロディと疾走感が詰まったいいアルバムだということだ。

-Track.8「Hel」にはCANDLEMASSのMessiah Marcolin(Vo)がゲスト・ヴォーカルとして参加していますが、彼が参加した経緯を教えて下さい。

スウェーデンで数年前、Ronnie James Dioへのトリビュートを船上ライヴという形でやったんだ。Messiahとはそこで一緒になった。俺たちは打ち解けて一晩中ビールを飲んで楽しいときを過ごしたんだ。それからたまに連絡を取り合うようになった。この曲ができたとき、俺たちはヴォーカルがもう1人欲しいなぁと思ったんだ。違う声が入ったらもっとよくなると思った。そこで1番最初に俺たちの頭に浮かんだのがMessiahだったんだ。すぐに彼に電話して、彼がもちろん受けるよと答えて即決だ。彼が参加してくれてとても嬉しいよ。

-プロデューサーとして参加したAndy Sneapについて聞かせて下さい。彼との仕事はバンドにどういった影響を与えましたか?

スタジオに入って彼に会う前に俺たちはすでに全曲を完成させていた。だから彼は曲には手をかけていないんだが、一緒に仕事をするにはいい人だよ。とてもリラックスした人物だ。一緒にいて気が楽というか、仕事はしやすいね。音楽への考え方も俺たちと似ているからだろう。

-DISK 2にはメタル界の重鎮アーティストをオマージュした楽曲が収録されていますね。とても面白いチャレンジだと思います。このアイディアは誰の発案だったのでしょうか?

これ、面白いアイディアだろう(笑)?誰の提案というか、俺たちはただこんなことをしたら面白いだろうって半分冗談で話していたんだ。やってみたらとても面白かった!また今後もやるかもしれないよ(笑)!