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INTERVIEW

NoGoD

2017.04.21UPDATE

2017年04月号掲載

NoGoD

メンバー:団長(Vo) K(Dr) Kyrie(Gt) Shinno(Gt) 華凛(Ba)

インタビュアー:荒金 良介

今年結成12年目に突入するNoGoDのニュー・シングル『Missing』は、バンドの新章を告げるようなサウンドを提示している。昨年は2ヶ月連続デジタル・シングル『Passion Play』、『emotional disorder』を発表した彼ら。今作は揺るぎないオリジナリティはそのままに、ドッシリと聴かせる音楽性で攻めている。特に表題曲はミドル・テンポのバラード風の曲調で、団長の伸びやかな歌メロが強烈に訴えてくる楽曲となっている。メンバーいわく"ダークでゴシックな雰囲気"を持つ楽曲を選んだという今作で目指した方向性について、メンバー5人に話を訊いた。

-今作は4年ぶりのシングルCDですね。まず去年はNoGoDにとって、どんな1年でした?

団長:10周年を終えて、去年3月にアルバム『Renovate』を出して、次はどうしようかなと模索してました。前半はデモ曲を今の自分たちでどう消化できるかに挑戦したり、後半はパッション(『Passion Play』)、エモーション(『emotional disorder』)で今までやれそうでやれなかった曲にトライして。個人的にはまた1年目に戻ったような、バンドを始めたころの感覚に近くて。一昨年の10周年は見つめ直す暇がなかったけど、去年は地に足をつけて、バンドをやった1年ですね。

Shinno:ライヴに関して言うと、華凛が女形から男形にスタイルが変わって。試行錯誤するなかで、新生5人じゃないけど、曲調を含めてバンドにとって変わり目になったのかなと。(華凛は)今のベーシストとしての在り方を見せられるようになって、それがお客さんにも伝わった1年だったんじゃないかと思います。

-華凛さん自身はどうですか?

華凛:わりとひとつのことしか見えないタイプで。自分のスタイルをガラッと変えて、すぐに対応できるほど器用でもなくて。もともとの性格が、0か100かみたいな感じだから。

-0か100かみたいな性格ですか(笑)。

華凛:うん、また別の自分で同じバンドにいるような気分ですね。リスタートではないけど、10周年を経て、去年はいいスタートが切れたなと。自信がつきましたね。前はあれもやりたい、これもやりたいと思ったけど、これしかできないなら、これだけをやろうって。真新しいこともやるけど、基本はブレちゃいけないなって、洗練された気がします。

K:落ち着きが出てきたというか。ライヴで言えば、自分の役割がわかってきたし、考えるようになりました。それぞれ自分をどう表現するかも掴めてきたというか。ライヴでは後ろからみんなの背中を見ているんで、例えばヴォーカルをとっても、自分の表現の仕方がわかってきたなと。ひと回り大きくなったと思います。

団長:太った?

K:いやいや(笑)、オーラが出てきたなと。

-NoGoDとして、やるべきことが明確になってきたんですかね?

団長:そうですね。やれること、やれないことを精査して、2017年に挑もうと。現メンバーでやっと10年なので、今作でまたいい幕開けができたらなと思います。

-ちなみにこのバンドがやれること、やれないこととは?

団長:やらないというか、やれないのは四つ打ちの明るい爽やかなロックだったり、あとは変にロック兄ちゃん気取りしないとか......。

-何ですか、それは?

団長:化粧を落として、あえてラフな格好をしてる人たちに寄せる必要はないなと。限りなくラフな格好や、ゴテゴテの服装のときもありましたけど、しっかり衣装を着ている方が我々はやりやすいんですよ。ウチらはこれしかできないから! って。

K:それがわかるまで、時間がかかったねぇ(笑)。

Shinno:単純に自分たちらしさを出せるようになりました。団長はどこに行っても団長でしかないし。かっこつけて、こうあるべきじゃなく、素で勝負できるようになったなと。

団長:激ロックでDJをやってるときも、昔はラウド好きとヴィジュアル系好きをどうにか同じように盛り上げられないか、と思ったんですよ。でも「神風」(2011年リリースのシングル表題曲)を流したときにモッシュする人もいれば、しない人もいるわけで。それをどちらかに寄せると、どちらかに不満が出る。そんなとき、"だったら好きに楽しんで!"って開き直れたんですよ。どちらも認めればいいやって。それで去年、地に足がつくようになったのかなと。

-なるほど。Kyrieさんは?

Kyrie:去年はほとんど曲を書く作業をしてなくて。『Renovate』もあったし、そんなに暇していたかというと、そんな気もしないんですけどね。

Shinno:(Kyrieは)メンバー個々の良さを活かそうと頑張っていた印象を受けますね。彼らから見た団長はこうだけど、実際の団長はこうだからみたいな。そういう擦り合わせをしていた気がします。

Kyrie:NoGoDというバンドをどうするのか。それはいろいろ考えました。僕は何年も前からShinno君に"歪んだギターは弾くな"って、無茶を言ってますからね(笑)。自分の中のイメージで、この人はこういうプレイが合うだろうって。ただ、僕が思うその人のかっこよさと、その人が本当にやりたいこと、その間にギャップがあるわけですよ。それを見ながら、ならこういう方がいいんじゃないか、と考えてました。

-メンバー5人の特性をより活かして?

Kyrie:年々そうなってると思うんですけどね。変わらないもの、変えられないものを踏まえて、曲を作ろうと。何もないときはメンバーに押しつけたり、思い込みから始まることが多いけど。まぁ、ここに来るまでにNoGoDとして共に築き上げてきたものがありますからね。

-そういう考えを踏まえて、今作の制作に入ったと?

団長:10年前、Shinnoがバンドに入ったときに、バラードをシングルで出してるんですよ。今回の「Missing」(Track.1)はそのときと同じく、簡単に言ってしまえばバラード......でも昔みたいな曲になったかというと、全然新しいものができた。そういう意味で新しい可能性を感じられました。このバンドはまだまだ伸びしろがあるなと。