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COLUMN

TeddyLoid presents DANCE × ROCK CHRONICLE Vol.1

TeddyLoid presents DANCE × ROCK CHRONICLE Vol.1

TeddyLoid KAZUOMI (ROTTENGRAFFTY Gt/Prog)
インタビュアー:KAORU Photo by 石原 慎

TeddyLoidが隔月でラウドロック・アーティストのリミックスを手がけ、そのアーティストと対談を行う特別企画"TeddyLoid presents DANCE × ROCK CHRONICLE"。初回はROTTENGRAFFTYの「D.A.N.C.E.」をリミックス!ジャンルの垣根を越えて共感するふたりのスペシャルな対談が実現。リミックス楽曲は激ロックウェブサイトにて、12/10〜12/17独占先行公開!

-TeddyLoidさんは、12月24日にリリースされるROTTENGRAFFTYのDVD『Walk.....This Way』のメニュー画面に流れるメガミックス、『The Walkin' Dead Megamix』を手がけたそうですね。どのような経緯でそうなったのですか?

KAZUOMI(以下K):以前キングレコードに在籍していたのですが、その当時のプロデューサーからのご紹介でした。DVDのメニュー画面に使いたい音を、自分たちの音楽だけど、少し違った形で出したいっていうのがあってお願いしたんです。その時は、音源をそのままミックスしてもらったんですよね。

TeddyLoid(以下T):そうですね。ROTTENGRAFFTYさんの最新アルバム『Walk』を頂いて、初めて1曲1曲 よく聴いたんですけど、普通のラウドロックじゃないなってびっくりしました。貪欲に新しいサウンドを模索していて、いろんなジャンルの音楽を取り入れてるところに共感できたし、刺激的でした。 作業的には、2ミックスを頂いて、そこからギターだけを抜き取って、ドラムも違う曲から引っ張ってきて、「Error...」のギター・リフを貼って違う曲に合わせるとか、細かくエディットしています。

K:ほんと、2ミックスしかなくて動かしようがないのに、あそこまで自分の色を出してもらえて、うん"バッチリ! 良い! これにします!"って感じでした。こういうことをやってもらったのはTeddyLoidさんが初めてなんですよ。たぶん。その後に、今回の「D.A.N.C.E.」のリミックスを聴かせてもらって。今日も京都から東京に向かう途中ずーっと聴いてたんですよ。なんかこっちの方がかっこいいやんっていう瞬間が多々ありました。このアレンジはどうしはったのか、今日ちゃんと聞こうと思ってきました。

T:僕はリミックスするからにはオリジナルを超えるつもりで取り組むし、超えられると信じてやっているんですけど、「D.A.N.C.E.」 に関しては、原曲がメロディ的にも、構成的にも、楽器的にも、様々な要素が詰まってるじゃないですか。だから、正直迷ったんですよ。どうしようかぁなと。余裕であと3パターンぐらいリミックスできると思います(笑)。

K:それ全部聴きたい(笑)。

T:本当にいろんな要素が詰まってる中で、四つ打ちじゃないですか。だから普通にエレクトロな四つ打ちにしてもつまらないなと思って、原曲にない要素を入れようと。そこで、ヒップホップのへヴィなドラムとスクラッチから始めてみました。さらにヴァースのヴォーカル・パートがすごくキャッチーだったんで、サンプリングしてそのイントロのフックにしました。ピッチを修正してハモりを足して、音に厚みを増やしてみたり。あと、スクリューっていうんですけど、速度を半分に落としてサンプリングしたりもしています。

-ドラムンベースあり、ドラムステップ、ダブステップあり、四つ打ちありと、様々な要素がありますよね。所謂コンプレクストロ(複合的なエレクトロ)というんでしょうか。

T:そうですね。

K:最初の入りがすごく良くて、まるで別の曲のようになってたから凄いなって。自分の中ではあのメロディが鳴ってるので、人にリミックスしてもらうと、まったく違った旋律になる部分があるから、めっちゃ面白くて。今の時代の音とかもそうだし、ダブステップの要素など、そういうテイストがガツガツ入ってて。でも嫌味に原曲を崩さずにやってもらえてて。ああ、丁寧にやってもらえてるんだなって......すごく嬉しかった。

T:そう言ってもらえてすごく嬉しいです。僕は、原曲をただ単に壊したリミックスってあまり好きではなくて、原曲の良さをさらに広げる作業を心がけています。リスナーのみなさんに僕のリミックスで初めてその曲を聴いてもらった場合、思わず原曲が聴きたくなるようなリミックスにしたい。そして、原曲と聴き比べて欲しいと思うんですよね。

-TeddyLoidさんの「D.A.N.C.E.」のリミックスは、ROTTENGRAFFTYのファンのかたも絶対好きになるリミックスだと思いました。

K:うん、そう思います。

-例えば激ロックのDJパーティーにしてもそうなんですけど、ロックのDJパーティーだと、へヴィなバンドのリミックス曲って、意外とフロア映えしないものが多かったりするんですよ。でもTeddyLoidさんの「D.A.N.C.E.」のリミックスは絶対にフロア映えしますね。原曲のハイ・エナジーなところはそのままで。

T:リミックスさせて頂くにあたって、「STAY REAL」とか「Error...」 も気になったんですけど、「D.A.N.C.E.」 は激ロックDJパーティーのオーガナイザーのムラオカさんのお薦めだったので、"ああ、これは間違いないな"と(笑)。ムラオカさんが激ロックでプレイしてくれてオーディエンスが熱狂してくれるようなリミックスを目指しました。

-ROTTENGRAFFTYの曲を聴いていると、KAZUOMIさんは相当ダンス・ミュージックを聴いているのではないかと思いました。いくつか好きなダンス・ミュージックのアーティストを教えていただけますか?

K:石野卓球さんもそうですし、僕が10代のころっていうと、THE CHEMICAL BROTHERSとかTHE PRODIGYが全盛期でした。HARDFLOORも大好きでした。青春ドンピシャでした。その当時手当り次第テクノ・サウンドを聴いてました。その当時とにかく気持ちいいと感じたものは、最初から終わりまでの道のり、ストーリーがあるんですよね。1番最高の高揚感が、1番後半に来るっていうか。最終地点に向かう曲構成とか、かなり学びました。これたまらんなって。ロックは、パーン! ていう瞬発力が格好良い要素の一つだと思うけど。僕は昔ピアノをやってたんで、クラシックもよく聴いていて、クラシックは物凄くストーリーがあって。ロックの持つ瞬発力も好きやけど、それだけじゃない音楽っていうのも凄く好きで。