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BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT!(略してムビエン。) vol.7

BLUE ENCOUNT田邊駿一のMOVIE ENCOUNT!(略してムビエン。) vol.7

明けましておめでとうございます。今年もBLUE ENCOUNTをよろしくお願いいたします。1月末に今年初映画観てきました。「96時間/レクイエム」。言わずと知れた「96時間」シリーズの3作目。リーアム兄さんことリーアム・ニーソンの当たり作ですね。本日は立て続けに作られた名作(迷作?)アクション映画をシリーズ全作まとめてレビューします!


「96時間」:ここから伝説が始まりました。"第一線の仕事"を退いた主人公のブライアンは、別れた妻レノーアとの間に生まれた17歳の娘キムと会うことを生きがいにしていた。ある日、キムが友達と二人きりでパリ旅行に行くが到着直後に何者かに拉致されてしまう。拉致される瞬間にキムと電話をしていたブライアンは、わずかな手がかりを頼りにたった一人でキムの捜索を開始する......。はい、ここまではハリウッドが好きそうなスリラー感ですね。普通、こういうストーリー上の父親って何の知識もなかったり、弱かったりと、ごくごく一般的な父親ですよね。でもね、このブライアンさん、元CIAの凄腕工作員!(笑)まぁ強い。強すぎる。スティーブン・セガールも真っ青な強さ。ありえない速さで敵を追い詰めていきます。この作品は、娘を救出する父の姿というより、テロリストをガンガン追い詰めていくドS男の痛快活劇ですね。アクションのテンポが素晴らしい。リーアム兄さんのキレのある格闘シーンや敵への拷問シーンは見ものっス!シンプルなストーリーだから一瞬で世界観に入り込めるのもGOOD。今までありそうでなかった"痛快"と"スリラー"の融合。素晴らしい化学反応です。この作品だけで終わっておけばよかったのに......。


「96時間/リベンジ」:前回パリで無事に娘キムを救ったブライアン。彼の仕事先のイスタンブールへ元妻レノーアとキムを誘い、久々に家族での時間を過ごす。しかし今度はレノーアが拉致されてしまった......。いやぁ完全に前作がヒットしたから作った感が満載。ストーリーが無理矢理。そしてなんかセリフがダサい。どうしたんだリュック・ベッソン。アクションシーンも観なくていいくらい見どころがないです。


そして先日観た「96時間/レクイエム」。いきなり元妻レノーアが殺されますヽ(;▽;)ノ なぜかその容疑がブライアンにかかります(笑)前回に引き続きストーリーは薄く強引。レノーア超可哀想。でもおざなりになっていた父娘の絆の描写は3作の中で一番出来てるかも。でもね、リーアムさんがね、リーアム兄さんじゃなくてリーアムじいさんになってるの。動きのキレがよろしくない。じいちゃんをよってたかっていじめちゃダメだよ。そして全体的なアクションシーンのテンポがシリーズで一番悪い。ここ最近のアクション映画の中では一番悪いんじゃないかな。特にカーチェイスシーンは最悪。ずばり、2作目と3作目は観なくていいです。1作目は本当に最高。全てのシーンに緊張と緩和の絶妙なバランス感が存在しています。ストレス解消したい時にぜひ!でもその後に続編見ちゃったら余計にストレス溜まるからご注意を。

『96時間』

2008年 | 93分
【製作国】フランス
【監督】 Pierre Morel
【キャスト】
Liam Neeson / Maggie Grace 他

『96時間/リベンジ』

2012年 | 91分
【製作国】 フランス
【監督】Olivier Megaton
【キャスト】
Liam Neeson / Maggie Grace 他

『96時間/レクイエム』

2014年 | 109分
【製作国】フランス
【監督】Olivier Megaton
【キャスト】
Liam Neeson / Maggie Grace 他


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