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LIVE REPORT

オトむしゃ

2023.02.25 @Shibuya eggman

Writer : 内堀 文佳 Photographer:北所陽和

2018年7月1日に大阪で結成され昨年上京、バンドやメンバーの名前も改め、12月に上京後初の主催イベント"Run with the white dog & wolves(以下:ランウィズ)"を開催したオトむしゃ。この日開催されたそのイベントの第2弾には、初回を共に成功に導いた仲間たちを含めた、これまでと東京に拠点を移してからの1年間で出会った同志たちが駆けつけ、満員のShibuya eggmanのフロアを約5時間にわたって揺らし続けた。

カラフルな照明に照らされ、本公演のポスターとヴィヴィッドで派手なパッケージのお菓子で装飾された会場がオープンと同時に続々と埋まっていくなか、ヘリオス たいきがステージ傍のDJブースにつき、ヒップホップ~ロックを中心とした選曲でフロアの熱を高めていく。そしてヒエポポン シスターズンからライヴが始まると、Beast Love、雷蔵、GREED FIVE EGG'S、1-SHINE、Blue Light Call、ALL iN FAZEがそれぞれのバンド・サウンドを鳴らし、ロックをメインにポップ、ラップ、EDMなどが織り交ぜられたジャンルを超越した楽曲たちで、観客との一体感は強まっていく一方。各アクト中はオトむしゃをはじめ、出番を待つ/終えたバンドのメンバーが、ステージ袖のカーテンを開いて顔を出したり踊ったりして盛り上がりに拍車をかけ、終始温かい、アットホームな空気に包まれていた。転換中もDJたちが、邦楽はあいみょんから洋楽はSLIPKNOTまで、名曲たちでオーディエンスの身体を動かし続け、最高温度で大トリの主催者 オトむしゃにバトンを渡す。

ついにこの日の主役6人がステージに姿を現すと、"来てくれたみんなありがとう、楽しみましょう! 出演してくれたみんなもマジでありがとう! 今日ほんまにみんなの協力のおかげでなんとか成り立ってます。「ランウィズvol.2」、オトむしゃ始めます!"とYu-ki(Vo)が挨拶。期待感がすでに最高潮に達していることは手拍子の音量からも明らかだったが、その感情はSEと共にじりじりとさらに高まっていき、Yu-kiが早口で捲し立てるラップが始まった瞬間、歓声と共に爆発した。そうして「鬼退治」に入ると、ステージ前方に出てきたヘリオスの煽りも組み合わさって、フロア一面から上がる腕をバウンスさせたり手拍子させたりと意のままに操る。そのまま"さぁやろうぜ仲魔のび太! 想像以上だこの世界は! 俺をいつも救うはこの悪魔! さぁ行くぞ仲魔のび太!"(Yu-ki)と歌詞を引用したアジテーションから最新曲「悪魔のび太」へと繋げ、"ヘイ! ヘイ!"とコールでもステージとオーディエンスがひとつになっていることを見せつけていく。「幸 MY LIFE」で再び会場全員が声を合わせると「悪魔のび太」をさらに超える大音量を響かせ、その天井知らずのテンションに思わず驚かされてしまった。

ほかのバンドの出演時よりもカーテンが大きく開かれたステージ袖から今日集結した仲間たちが見守るなか、SEIYA(Gt)が手拍子を先導し演奏された「I Love Youじゃ曖昧」が、先ほどまでの熱量は一切下げることなく、会場を満たす"愛"をライヴのテーマとして中心に据えていく。楽器隊がそんなムードのサウンドを鳴らし、Yu-kiが"俺ら大阪から東京に来て1年、こんだけのたくさんの友達に恵まれて「ランウィズvol.2」ソールドできてほんまに嬉しく思います。みんなありがとう!"と語り、そして披露した聴かせるナンバー「1482日」のサビの合唱は心にじんわりと沁みた。

「zombie night2」ではフロア全体がまた腕を上下に振って大きくうねり、その光景にメンバー全員の笑顔もますます大きくなる。ついに最後の曲となった「Bye-Bye」では残ったエネルギーをすべて使い果たすべく、K(Dr)も立ち上がって勢いを加速させたり、ヘリオスが汗が滴り落ちるほど全身全霊で煽ったりして、オーディエンスもそれに応え全力で拳を高く突き上げる。オトむしゃが前回開催時より広がった仲間の輪と共に作り上げたこの日のイベントは、すでに第3回開催を期待させるものになっていた。

[Setlist]
1. 鬼退治
2. 悪魔のび太
3. 幸 MY LIFE
4. I Love Youじゃ曖昧
5. 1482日
6. zombie night2
7. Bye-Bye

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