INTERVIEW
Leetspeak monsters
2017.03.09UPDATE
2017年03月号掲載
Member:D13(Vo/Rap) Mattünurg(Gt/Cho) Euskyss(Ba) DieWolf(Dr)
Interviewer:山本 真由
-さらに初回盤には「Footloose ghost」、通常盤には「Growling」という、違ったテイストの楽曲がそれぞれ3曲目に収録されていますね。どこかジャジーな要素が含まれているのが共通点かなとも思ったのですが、なぜこの2曲を分けて収録することになったのでしょうか?
Euskyss:今回のシングルの制作が決まった段階で初回盤、通常盤に収録する曲が分かれるということは決まっていて。それで選曲したときに、「Monster's Party」と「We are zombies」は両A面的な感覚でどちらにも収録したかったので、結果的にこの2曲が分かれました。ジャジーな要素はたぶんどちらもピアノとホーンを使って曲を構成してるのもあると思うけど、タイプが違う曲なのでそれぞれ楽しんでもらえれば。
-また、今作の楽曲制作やレコーディングはどのようなプロセスで行われたのでしょうか?
Euskyss:我々の制作の場合、まずD13が歌詞を書きます。その歌詞の世界観に沿って僕が仮のコードやリズムなどを入れたトラックを作り、それをもとにMattünurgとふたりでメロディをつけたり、コードをその場で変えていったりしていきますね。一部、D13にメロディを任せるときもあります。メロディができたらシーケンスなどを含む全体的なアレンジをまとめたトラックを作り込み、そこにD13が歌入れをして、最後にバンドでノリやBPM、キーなどの最終確認と調整をして仕上げていくのが基本的な作り方です。レコーディングでは、まずドラムだけを録り、別日にベースとギターを録り、ヴォーカルを録り、最後にコーラス・ワークを考えて録りながら、最終的な形を仕上げていきます。
-今作の聴きどころは、ご自身ではどんなところだと思いますか?
D13:歌ありラップあり、我々の世界観を閉じ込めたシングルになっているから、初回盤も通常盤もどちらも聴いてほしいところだな。
DieWolf:ドラムのノリとグルーヴを楽しんでほしいオォォォォン! 身体を揺らして聴いてほしいオォォォォン!
子供でも楽しめるハロウィンのようなかわいげあるコミカルな怖さでテーマパークのようなライヴを目指している
-今作のスポット動画がYouTubeで公開されていますが、ホラー映画のようなテイストの映像にダンス・シーンも入っていたりして、映画の"ロッキー・ホラー・ショー"(1975年公開)を思い出しました。ミュージック・ビデオの演出なども、メンバーのみなさんでアイディアを出されているのでしょうか?
Euskyss:監督さんと打ち合わせで少しお話させてもらったときに、Leetspeak monstersはリアル・ホラーやグロテスクなダークさを推していくバンドではなく、子供でも楽しめるハロウィンのようなかわいげあるコミカルな怖さ、どこかファンタジーの要素も入ったバンドなんですっていう説明をさせてもらったんですが、わりとすんなりイメージが伝わった気がしたので、演出はある程度監督さんにお任せしました。
-ライヴでも、何か普通とは違うような演出が用意されているのでしょうか?
D13:みんなで一緒に踊って、歌って、楽しめる空間を作れるよう心掛けている。テーマパークのような、ショーのような、そんなライヴを目指しているかな。我々のライヴ・ショーの間だけでも、嫌なことを忘れて笑顔になってもらえると嬉しいな。
-リリース後は、ツアーやインストア・イベントなどのスケジュールが詰まっていますが、ライヴにかける意気込みをお願いします。
D13:今年は勢いよく突き進んでいくつもりだ。V系シーンとインディーズ・ロック・シーンの垣根を越え、我々の音楽を世に広めていきたいと思っている。
DieWolf:インストア・イベントをやるのは初めてだから楽しみだオォォォォン!
-ツアー後は、夏フェスなどにも出演予定なのでしょうか? それとも、フル・アルバムに向けての制作期間に入るのでしょうか? 今後の活動で決まっていることなどありましたら教えてください。
D13:次回のリリースがどんな形になるかはまだ確定していないが、すでに新たな楽曲の制作は始めている。年内にまたCDを出すつもりではいるし、何よりやはりハロウィンの時期は盛り上げたいところではあるなぁ。
Euskyss:たぶんライヴしながら同時進行で楽曲制作、レコーディングをしていく形になるんじゃないかな。僕らはまだ知名度が低いバンドだから、いろんなところに顔を出して、まずはたくさんの人に存在を知ってもらわないといけないからね。
DieWolf:フェスとかにも出たいオォォォォン。
-最後に、激ロックの読者へメッセージをお願いします。
D13:我々をまだ知らない者はぜひ一度ライヴ・ショーに遊びに来てほしい。この異質な見た目と相反して、楽しい時間を提供することを約束しようではないか。
Euskyss:このインタビューを読んでくれてありがとう。CDを聴いたり、MVを観たり、どこかで自分の好きなバンドの対バン相手だったり。どんな形でもいいんだけど、Leetspeak monstersの音楽に触れて少しでも気に入ってくれると嬉しいな!
Mattünurg:ビリビリさせちゃうよ。
DieWolf:みんな待ってるオォォォォン!
『Monster's Party』リリース記念主催TOUR
"-Welcome to Monster's Party-"
3月20日(月・祝)池袋BlackHole
3月21日(火)下北沢LIVEHOLIC
3月26日(日)心斎橋paradigm
3月27日(月)心斎橋paradigm
4月17日(月)福岡DRUM Be-1