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INTERVIEW

Xmas Eileen

2016.04.05UPDATE

2016年04月号掲載

Xmas Eileen

メンバー:Vo.右 Gt.

インタビュアー:荒金 良介

-純粋に音楽で勝負したいという気持ちもあります?

Vo.右:そうですね、はい。

-その気持ちはどこから?

Gt.:ひと言で言えば、悔しさですね。今までやってきたバンドで、メンバーの誰かが辞めるという経験もたくさんしてきたから。このバンドでは覚悟を決めて、ゼロからやろうと。持ってる曲はなかったけど、ヘンな自信はありました。僕の場合は"このままでは終われない"という気持ちはありますね。

Vo.右:特に僕は全チームのリーダーだったので、普段落ち込んだりしないけど、さすがに落ち込みましたね。辞めていく人はその先に何かあるんでしょうけど、残された側はどうしようと。それでもう1回、頑張らないとダメだなと。音楽を続けてきて、悔しいとか、寂しいとか、今までにない感情が生まれてきましたからね。

-それで昨年5月にデビュー作『SORRY WHO AM I ?』を発表して、今作は約1年ぶりの音源になります。最初に何かヴィジョンはありましたか?

Vo.右:こんな作品にしようぜ、みたいなものはまったくなかったです。

Gt.:アルバム名だけは決めてましたね。

Vo.右:先にタイトルを決めて、それに沿って作るケースが多いですね。今回はいろいろ考えて5曲にしました。でも5曲って限られた曲数じゃないですか。その中でXmas Eileenを見せるためには、こういう曲たちかなって。いつかワンマン・ライヴをするときに、こんな曲があったらいいかなというのは考えました。

-今作は1枚通して、グッと聴きやすくなりましたね。

Vo.右:そうですね。聴きやすさは大事かなと。

Gt.:それはひとつのテーマでしたね。できるだけ日本語を使ったり、ヴォーカルも徹底しました。

Vo.右:"ウルフルズのライヴに行ったら、Xmas EileenのTシャツ着てる人がいて、声をかけて仲良くなった"という話を聞いて嬉しかったんですよ。ウルフルズと僕らのどこに共通点があるかわからないけど、聴いてくれる側がどこかにそれを見い出してくれたのかなと。

-バンドとしては大衆に開けた音楽を作ろうと?

Vo.右:その言葉は一歩間違えたら、マイナスに捉えられると思うけど。僕らもバンドをやる中で、いろんなお客さんに出会いますからね。車椅子の女性がライヴを観に行きたいと事務所に連絡をくれたみたいで。何度かひとりで狭いライヴハウスに来てくれて......そういう人の存在を考えると、アンダーグラウンドという言葉でかっこつけるのは身勝手な気がして。それならイスがあって、安全に観れる状況でやれるバンドにならないといけないなと。広がってくれ、と思って音楽は作ってますから。武道館とか、そういう場所に行き着かないとダメだなと思いますね。

-武道館という言葉が出てきましたが。そこがひとつの目標だったりしますか?

Vo.右:武道館は1万人ぐらいですか? もし1万人の前でできるなら、武道館の横の駐車場でやってもいいですね。

Gt.:ウチの事務所の社長は酔っぱらって、東京ドーム2日押さえるからと言ってましたからね(笑)。

-紙資料に"個々の音楽性をぶつけ合うのではなく、みんなが楽しめる音楽を追求していく"と書いてますよね。

Gt.:歌に関しては真剣にやってるけど、シャレでやっているところもあるんですよ。Vo.左は小さなクラブでフリースタイル・バトルに出てたり、ずっとスポットの当たらないところでやっていたから。ロック・シーンでやるときには負けるわけがない、みたいな気持ちがあると思うんですよ。それで聴きやすくアレンジしても、それを楽しんでやってますからね。"ポップ"と捉えてもらえるのは嬉しくて、今までやってきたことが全部活かされているなと。

Vo.右:別のインタビュアーの方に言われたんですけど、ヒップホップをやってる人は"俺は最強"みたいな歌詞を書く人も多いじゃないですか。今回の歌詞では弱い部分も出してますからね。それに関してはそういう場所にいすぎたので、もう自分を大きく見せる必要はないかなと。

-ありのままの姿で勝負しようと。歌詞の中にも"cry"という言葉が多いですよね。

Gt.:全員、根暗なんですよ。

Vo.右:そうですね(笑)。

-Track.1「Keep on A・B・C・ing」の"I can't fly/でも行こう"という歌詞もリアルです。

Vo.右:歌詞の中には願望を書いているので、それに近づけるように頑張らなきゃいけないなと。聴いてくれた人のテーマになってくれたら嬉しいですね。この作品を出したあとは曲も圧倒的に増えるから、今回のツアーでは1時間以上のライヴをやろうと思っているので、それも楽しみにしてもらえたらなと。