－もしかしたら今後自分のブランドを立ち上げたり？

taama：ブランドを立ち上げるというより単純に服を作ってみたいです。ボディから全部自分で。名前をちゃんと掲げてやるかはわからないですけどね。

－夢が広がりますね。まわりのバンドやアーティストで音とファッションがマッチしていてかっこいいなと思うバンドはいますか？

taama：Crystal Lakeですかね。マーチもめっちゃかっこいいし。2000年代初頭のハードコアっぽい雰囲気......EDGE OF SPIRITとかFC FiVEとかSANDとか。Crystal Lakeはそういうハードコアの流れを残しつつ新しいものを取り入れているイメージです。好きですね。

勝也：The BONEZですね。ロック・スターだなって思います。

taama：JESSEさんめちゃくちゃかっこいいですよね。

－JESSEさんも自分のブランドをやってますしね。

taama：バンド・マーチを作ってると、マーチで出す以上、値段の限界ってあるじゃないですか。それでできる限界の隙間を縫ってやってるんですけど、"これがバンド・マーチじゃなかったらな"って常に思いながらデザインしてますね（笑）。

－たしかに制約はあるよね。"ここにもプリントを入れたい！"って版を増やせば原価が大変なことになっちゃう（笑）。

taama：それも影響してるかなとは思うんです。最近あるハイブランドで働いてるヤツと友達になって、その展示会に行ったんですが、値段もちょっと高いんですけど、そのぶん質が高いんですよね。最近そういうハイブランドにも興味を持ってます。そういうのも刺激になってる気がします。いい物を作ってみたいって欲は高まってますね。一方ではユニクロでMETALLICAのTシャツとかかっこいいのに低価格なものも最近はあるし。別にどっちかに寄りたいわけでもないけど、ファッションって昔より確実に選択肢が増えてるんで、俺も何かやってみたいなって思いますね。

－今回のコラボ企画の"Subciety"のアイテムもステージでよく着用しているメンバーだけど、"Subciety"のどういったところに魅力を感じてるのかな？

taama：基本的にどちらかというとフレンドシップの方が大事で。このブランドだからっていうよりは、一緒に遊んだり、飲みに行ったり、ライヴに来てくれたり、友達が働いてたりとか、そういった関係性の方が強いかな。沖縄にいたときからそういう感覚でしたね。

勝也：やっぱり気心知れてる人がやってるブランドが1番ですね。

－今後こんなアイテムをリリースして欲しいというような要望がありましたら教えてください。

taama：俺はとにかくXXLぐらいの大きいTシャツを着たいですね（笑）。あとこないだ本皮のレザー・ショーツを見て、それがめちゃくちゃ欲しかったんですけど7万だったんで諦めました（笑）。あとは短パンですね。暑すぎてスキニー履きたくない（笑）。

勝也：短パンでライヴやりたいです（笑）。

taama：勝也さん短パン似合うから、短パンでライヴでもいいと思うけどね（笑）。

くぼっち：80年代のギター・ヒーローがみんなストールしてたんでずっと憧れてたんですよ。もしかしたら世間一般からしたら微妙なんだろうけど、僕もギター・キッズだったんでめちゃくちゃ憧れで。ストールやりたいなって思ってたらすでにBut by FallのKazuyaがやってて（笑）。"よし！これを流行らせよう！"ってふたりで話してたのでかっこいいストールがあったら欲しいですね。最近ライヴでもちょくちょく着けてます。

taama：で、それを見てたまに俺も着けてます（笑）。

くぼっち：最初は"それナシでしょ！"って言ってたのに、"かわいいから俺もやる！"って言い出して（笑）。でもそういうのって全部憧れからですよね。

taama：最近デカいサイズのTシャツを着たいのも、10代のときそうだったからだもんね。めちゃくちゃデカいの着てて、それがまた一周してキテますよね。ガキのころ、短パン、Tシャツと数珠っていう時代ありませんでした（笑）？ あの数珠は一体どこから来たんでしょうね？ 未だに不思議！

勝也：ハイスタの健さんからじゃない？

－僕は数珠って山嵐とか宇頭巻（※現UZMK）のミクスチャーのイメージ。数珠とかヘンプ素材のものとか。

taama：あぁ！ たしかに！ 全然よくわかってなかったけど着てましたよね。

Daisuke：僕は最近よく帽子被ってるんで、もっと帽子のバリエーションがあればなって思います。"Subciety"の好きなところは、シンプルだけど、例えばシャツだったら真っ黒だけど裏にペイズリー柄が入ってるとか、そういうさりげなくこだわってるところですね。