INTERVIEW
TRIVIUM
2014.12.20UPDATE
Member:Matthew Kiichi Heafy(Vo/Gt)
Interviewer:米沢 彰
-今日見ていても、ギター・ソロまでやるギター・ヴォーカルというスタイルは最近減ってきたタイプのミュージシャンだなと思うのですが、あなたにとってのギター・ヒーローや、こういうふうになりたいという理想像はありますか?
ものすごい数の人がいるんだけど、究極はJohn Petrucci(DREAM THEATER)だね。あんなに曲も書けて技術も理論もあるオールラウンドな人はいないし、本当に素晴らしいと思う。他にもMETALLICAのJames HetfieldとかKirk Hammett、日本の高崎晃。大阪にいたときにはちょうどMR.BIGのライヴを観たんだけどPaul Gilbertもだな。あとはIN FLAMESのBjörn Gelotteとか旧メンバーのJesper Strömbladとか、QUEENのBrian May、IRON MAIDEN......本当にたくさんのギタリストからどこかしらで影響を受けているね。
-ヴォーカル・スタイルで言うと、今回のライヴではスクリームが一切なくて、終始クリーン・パートのヴォーカル・スタイルでしたが、意図してそうしていたのでしょうか?
そう、今は意図的にスクリームをやめているんだ。実は半年前くらいに声を潰してしまってね。そのときにAVENGED SEVENFOLDのヴォーカルのMattが、彼も教わっているRon Andersonというコーチを紹介してくれて、彼について毎日、1日4時間とかトレーニングしてるんだ。そのおかげでクリーン・ヴォイスはちゃんと歌えるようになったんだけどスクリームは今練習中で、声を潰さないようなスクリームの方法を習っているから、それを習得したらまた披露したいな。
-2ndアルバム『Ascendancy』からのファンも相当に多いと思います。「Pull Harder On the Strings Of Your Martyr」とか「A Gunshot To The Head Of Trepidation」みたいな曲をぜひまたやってほしいです。
また戻ってくるよ。それまではCoreyにスクリーム・パートは歌ってもらうけどね。
-Coreyのスクリームも最初彼が歌っていると気づかなくて、途中で気づいたくらい素晴らしかったです。
その通りだよね。
-TRIVIUMはこれまで大体2~3年で新作をリリースしていますが、そのサイクルからするとそろそろ新作の話もでてくるのではないでしょうか?
2月にスタジオ入りが決まっていて、既に8~12曲はできているから、来年の後半くらいには出せたらいいな。
-リリースの度にその音楽性を進化させてきたあなたがたですが、次の進化の方向性のイメージなどありましたら教えてください。
今言えることは、次作にも日本からの影響が色濃く出るってことだけだね。