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INTERVIEW

ROACH

2014.08.18UPDATE

2014年08月号掲載

ROACH

メンバー:taama (Vo) くぼっち (Gt) 勝也 (Ba) Daisuke (Dr)

インタビュアー:荒金 良介

-レコーディング自体はどうでした?

勝也:今までの中で1番いい環境だったんじゃない?

くぼっち:山中湖で初めてやったんですよ。

勝也:やりたいエンジニアさんと、やりたい環境でやれたことが良かったです。

taama:落ち着ける場所でやれましたからね。いつもワサワサやってる感じだけど、外で気分転換もできたし、作業もサクサク進みました。いい意味で遊びの延長でやれました。

くぼっち:個人的には4、5年前にアメリカに行って、そのときもエンジニアさんの家に泊まったんですけど、そのときの雰囲気を思い出しました。だから、すごく良かったですね。

-話を曲に戻しますが、Track.3「ドロップキック」は耳に引っかかる面白いギター・フレーズを入れてますよね?ああいう試みも新鮮でした。

くぼっち:あれは同期っぽいものを入れたいと思ったけど、生音が好きなので、ギターでそれっぽいフレーズを弾こうと思ったんですよ。あの曲は生々しい印象があったから、ちょっと違う要素を入れたくて。それを電子音でやっちゃうと浮くから、ギターでやろうと。

-あれはミュートで弾いてるんですか?

くぼっち:そうですね。あと、あの曲のギター・ソロはtaamaが弾いてます。

Daisuke:あっ、そうなんだ!

くぼっち:レコーディングまでめっちゃ考えてたんですよ。ギリギリになってもどうしようかなと悩んでいたら、taamaが"ちょっと弾いてみるわ"って。そしたら、"かっこいいじゃん!"って(笑)。

taama:彼(くぼっち)は緻密に考えてくるんですよ。"そんな緻密さはいらねえ"みたいな。バン!ジャン!でいいよ、むしろ音符もいらないぐらいで、やったらでき上がりって感じでした。

-いざ弾いたら、曲にバッチリ合ったんですね。

くぼっち:うん、あれは僕には出せないですね(笑)。

taama:ギターは弾くもんじゃなく、叩くもんだと思ってるから。

-パッと出たアイデアを採用する点も、今はバンドの風通しがさらに良くなってるんでしょうね。

くぼっち:それは絶対あるでしょうね。楽しかったですもん。

taama:わりとレコーディングは塞ぎ込みがちになるからね。

くぼっち:超ナーバスになりますもん。

taama:今回はフワッとやれましたね。今が1番いい状態だし、後は走るだけかなって。

くぼっち:心境としては、ちょっと『OKINAMERICA』の頃と心境が似てるんですよね。あの作品も自分たちと向き合えてやれたものなんですよ。今回もそういう感じがあるんですよね。

taama:俺らはライヴ・バンドなので、曲を出すときのテンションどうこうより、『OKINAMERICA』のときに音源では1周したかもしれないけど、ライヴでは今やっと1周してるのかなと。ライヴも悩みながら、いろいろ試してきたけど、最終的にそのままでいいじゃん、というところに来れてるかもしれない。好きなようにやるよって。もう1回まっすぐな気持ちに戻って、やるだけですね。

-歌詞に関して聞きたいんですが、全体を通して伝えたいことは?

taama:う~ん(長い沈黙)。

-"とにかく生きてやろうぜ笑ったもん勝ち"(「CALL ME LAZY」)、"行こうぜ 生こうぜ"(「stay there」)と、2曲とも生きるという言葉が使われてますよね?

taama:とにかくポジティヴな感情を出してます。ただ、流されずに生きていこうよと言いたいけど、別に流されるのが悪いと思わないし、という気持ちもあるんで。こうじゃなきゃダメと言うつもりもないし、みんなで前に進んでいかなきゃ始まらないと思うから。愛してるから、一緒に生きて行こうぜってことですね。ただ、一緒に生きるというのは多々問題が生まれるわけで、それを解決しながら進んでいけたらいいですね。否定したり、分けたりするわけじゃなく......難しいですね。

-"Stay there.Stay there. -行こうぜ 生こうぜ-"という歌詞の繋げ方もユニークで、"stay there"はそこにいなさいという意味なのに"行こうぜ"と呼びかけてますよね。

taama:"俺は行っちゃうけど、来なくていいの?"って感じです。子供の頃って、不貞腐れて意地張るじゃないですか。

-その人の意志は尊重しつつ、連れて行きたいということ?

taama:うん......そうっすね。集団化されて、続けてることってあるじゃないですか。環境問題の話に捉えるとわかりやすいかもしれないけど、そのままでいいの?って、問いかけてる曲です。今僕たちが置かれてる状況すべてに対して、良くないとわかっていながら、止められないこの時代に対して、それでいいの?って。止められないからって、嘆いてる場合でもないし、誰かのせいにしてすむ問題じゃない。憎む相手を決めたら、収まるという単純な問題でもないから。それに対するクエスチョンな気持ちはありますね。あと、この曲のサビは三線っぽく聴こえるフレーズもあって、沖縄の人が改めて沖縄から飛び出して思ったことみたいな。そういう風にも聴いてもらえるかなと。歌も叫びまくってるけど、「stay there」は全体を通して、自分の印象はビューティフルなんですよ。今そういうバンドはいないし、2000年代初頭は美しくて激しい叙情系のハードコア・バンドがたくさんいましたからね。それを含めて、この曲は昔っぽい印象を持つ人もいるかもしれない。