－撮影はいかがでしたか？

Hiro：サハラ砂漠みたいなところで撮りました。

Anza：浜松でよくバンドが撮ってるところらしいんですけど、前作のMVが青空の下だったんですがまた青空の下なんです。でも今回は今までにない機材を導入しました。ラジコン・ヘリのカメラなんですけど、すごい高いところから撮ってそれをメインの映像で使ってます。そういうのをメインで使ってるバンドってなかなかいないと思って。上からも横からもすごいスピードでかっこいいですよ。

－この曲をMVに選んだことはメンバーみなさん満場一致で決まったんですか？

Anza：実は最初はTrack.3の「I Mean It」と悩んでたんです。曲のキャッチーさという意味ではTrack.1の「The One To Break」の方がキャッチーなんでMV向きかなと思って。2本目のPVをもし撮ることになれば「I Mean It」になると思います。

－「The One To Break」の方がHPPの王道感はありますよね。「I Mean It」の方が実験的かなと思いました。

Hiro：ベースが主役の曲ですからね。

－かなりリズミックですよね。踊れる曲というか。

Anza：ドラムとベースが頑張りました！

Hiro：Narumiが今まで出し惜しみしてたダンサブルでファンキーな魅力を伝えたかったんですよ。"なんで出さないんだよ！"って（笑）。

Anza：出た出た（笑）。

－（笑）Narumiさんいかがですか？

Narumi：う～ん、なんて言えばいいんだろう......。

Hiro：そこは乗っかってきてくれないと（笑）！

Narumi：Hiroから曲が来た時点で、すごい速いスラップの曲で、"これいいね！これキタね！"ってAnzaと話してて。"でも俺弾けるかな？"って（笑）。

Anza：そこから（笑）！？

Narumi：そういう心配を胸に抱えつつ。

Anza：そしてBatchにも相談しつつね。大丈夫だったね、なんとかなったね。

Batch：相談受けたっけ、俺？

Anza：しましたよ！"大丈夫でしょ"って言われました（笑）。

Batch：Narumiさんはやりますからね。

Narumi：意外とできた（笑）。

Hiro：できちゃうんだもんなぁ、サクッと。嫉妬しちゃうよなぁ、その才能に。

－本人困ってますよ（笑）。

Batch：次回はもっと高いハードルを......（笑）。

Anza：それ言っちゃったら次苦しいよ！

－じゃあちゃんと記事にするので、次回そんなこと言ってないって言われたら激ロックのウェブ・サイトを見せてください（笑）。

Hiro："何でもやれるぞ！"みたいなこと書いておいてください（笑）。

－分かりました（笑）。この曲も実験的でありつつ、HPPらしいNu-Metalテイストも残ってますよね。

Anza：Hiroからこの曲が来た時に、HPPの新機軸だと思いました。HPP特有のダークな世界観の曲がなくなることはまずないと思うんですけど、そんな中においても新しいことができるようになったのかなって思います。そういう意味で今までの曲とは少し違いますね。