－9月7日の新宿タワーレコード・インストア・ライヴを含めて5公演一緒にツアーで回りましたが、お互いのライヴを見ての感想を教えてください。

Bekki（以下B）：思っていたよりずっとドラマティックで凄いメタルだったわ。バンドのみんなでギターの2人の指の動きが速すぎて火を噴くんじゃないかなんて冗談で言っていたほどよ（笑）
ANZAもパフォーマーとしてもシンガーとしても素晴らしくてHEAD PHONES PRESIDENT （以下HPP）ってDOMENICAとは全然タイプの違うバンドなんだけど凄い楽しめたわ！！

A（以下A）：ありがとう！
ギターを演奏しながらのヴォーカル・スタイルのバンドと一緒にやるのが今回初めてだったので、まずそこに新鮮さを感じました。さらにギターを演奏しながらあれだけの歌唱力とパフォーマンスをこなすバンドってなかなかいないんじゃないかと思いますね。初めて彼女を目にしたときにこの人只者じゃないと思いました。ホントDOMENICAはBekkiが引っ張っていっているというのを感じましたね。同じ女性としても心強かったし、彼女を見てギターを弾きながら歌う女性ヴォーカル・バンドが増えるんじゃないかなと思いました。それくらいかっこ良かったですね。

B：うんうん、最近ギターを弾きながら歌う女性ヴォーカリストは増えてはきているんだけど確かにそんなにいないわね。

－HPPのようなバンドも欧米でも見掛けないんじゃないですか？

B：全くいないわね。うん全く。
もちろんヘヴィなバンドで女性シンガーを擁しているバンドはいるけれど、あのステージ・パフォーマンスはホントに独特で、全く見たことがないタイプのバンドだわ。

A：そう言ってくれることは私たちにとって嬉しいことかもしれない。まだなかなか海外のすべての国をまわれた訳ではないけれど、自分達は日本から離れてどういう評価をされるのか分からなかったから、実際にアメリカでもカナダでも活躍しているバンドにそうやって言ってもらうのは凄く嬉しいことですね。

－HPPはIN THIS MOMENT、THE AGONISTと女性ヴォーカルのヘヴィロック・メタルコア・バンドとの対バンをやってきましたが、DOMENICAはまた大分カラーが異なるバンドだと思うのですがインスパイアされるものはありましたか？

A：めちゃくちゃありましたね。スピニングさん（DOMENICAのレコード会社）にはかっこいいガールズ・ロック・バンドさんがたくさんいますが、今回こういった話があったときにDOMENICA呼んでみたいなって思ったのは、私自身ギターを弾けないんでギターを持ったスタイルのBekkiを見たかったって言うのもありましたね。あとはヘヴィロックのバンドだけ集まっても面白みはないかなと思ったんです。ヘヴィロックとハードロックという異なるテイストですけどこの２組でショウをやると面白いものになるんじゃないかなという確信的なものがありましたね。同じジャンルではないからこそインスパイアされるものはたくさんありました。

－Bekki初めDOMENICAメンバーは日本でのライヴは初めてだと思うのですが、ライヴ以外でも日本に来たのは初めてですか？

B：初めてだったわ。素晴らしい体験がたくさんできたわね。

－日本の印象はいかがですか？

B：日本は音楽の文化がちゃんと根付いてて、未だにそれがちゃんと生きている国なんだなと感じることが出来たわ。あとは日本の人がみんなフレンドリーで取っ付き難い人って誰一人いなかったわ。初めて会った人でもすぐにちゃんと話が出来て楽しく会話できたしね。あとは移動中に田舎も走ったりしてちゃんと景色を見ることが出来たんだけど日本は島国であってカナダのような大きな国とは違くて、カナダはいろんな人種が入り乱れていて取り方によってはアイデンティティを持ちにくい国だと思うんだけど、その点日本は島国で文化も統一されていて強いアイデンティティを凄く感じたわ。

－HPPとDOMENICAは移動も一緒だったのですか？

A：行きだけは異なったんですけど、帰りは大阪から名古屋、東京って一緒でしたね。

－観光名所やショッピングにDOMENICAを連れていきましたか？

A：それだけが心残りなんですよ！本当は浅草とかディズニーランドとか温泉とかスパに連れて行きたかったんですけど、時間がなくてなくて。次来るときは２週間時間をちょうだいねと伝えました（笑）

－原宿とかに行ってみたいと思いませんか？

B：東京も広いのでいろんな場所があるじゃない？今回は本当に渋谷だけって感じだったので少し残念だったわ。