－一緒に回っての思い出に残った出来事を教えてください。

A：DOMENICAのメンバーが朝からビールを飲んでいるのには驚きました（笑）
うちのメンバーが飲めない人間が多いので、朝からビールを飲んでる姿を見て“クレイジー！！”って思いましたね（笑）
それを見て私たちは、DOMENICAがヘヴィロックでHPPがポップロックみたいな、音楽抜きにするとそういう人間の集まりじゃんって。全然ロックじゃないよって話してましたね（笑）私たちもこれからアメリカや海外に行くからにはもっと飲まなきゃいけないよって話してました（笑）

－Bekkiも朝からビールを？

B：私は朝は飲んでいなかったと思う。あまり覚えていないけど（笑）

A：ドラムのSteveはいっつも片手にビールを持ってて、これは水だよって言い張ってましたね、ビールなのに（笑）
いろんなバンドと回ったけど、明らかにどのバンドより一番飲んでいましたね。カナダのバンドは凄いんだなと思いましたね（笑）

－Bekkiは一緒に回っての思い出に残った出来事はありますか？

B：最初に会ってから割りとすぐに仲良くなって、みんな良い人たちで打ち解けて良い感じだなと思っていたんだけど、それからライヴ初日に私たちがライヴをやってそのあとHPPのライヴを見ることになったんだけど、オフの時とステージでのギャップが凄すぎてすっごくビックリしたわ！！ A：ステージとプライベートは全く真逆なの。スイッチがあるの。

－私も何度かステージを先に見ていてその後楽屋で会った時には同じようにギャップに驚きました。

A：Bekkiは女の子のファンも多くてサイン会のときにお客さんの声が聞こえたんですけど、ステージ降りると可愛いんだなってみんな言ってましたね。ステージでは男勝りなかっこ良さがあるんですけどオフでは笑顔が可愛いじゃないですか、そのギャップは私に対するみんなのギャップと同じようなものだと思うんですよね。

－男性メンバー＋女性メンバー１人という編成は同じですね。バンドとはいえ他のメンバーが男性ということで大変な部分もあるんではないでしょうか？またお互い女性メンバー同士で親近感が沸くのではないでしょうか？

A：ちょうどその話は昨日してました（笑）

B：私の場合、あんまり女一人ということは気にしないわね。他のメンバーは男性というより兄弟というような存在なので性別が違うからという理由でうまくいかないことってはないわね。

A：家族よりメンバーの方が一緒に過ごす時間が長いですね。私自身上手くやっていく方法は、“かかあ天下”になること、つまり私がメンバーのお母さんになることですね。リーダーはHiroなので私は裏ボスのような存在です。“分かったみんな、ちゃんと言うこと聞きなさい！”って言うと他のメンバーが“はーい”っていうような感じでやれば上手くいきます（笑）私の場合は兄弟っていうより母親ですね（笑）

－喉を維持するために、こんなことは役に立つよという自分ならではのアドバイスがありましたらお互いに教えてください。

B：なにもしてないわ（笑）
バンドでツアーをするようになってからタバコも吸うしお酒もガンガン飲むからシンガーとしてあまり褒められたものではないけれど、ただ１つ睡眠には気を付けてるわ。5時間しか寝れないって分かったらパーティーには行かないとかね。そういうところは気にしてるし、あとはライヴ前に喉の筋肉をほぐして水分をしっかり取って喉が渇かないようにしたりしているくらいかな。
どうしてもツアー中に風邪を引いてしまった時には喉の具合が悪くなってしまうこともあるからその時にする2つのことがあって、1つはクリーム・ハニーね。油膜が出来て良い感じになるの。もう１つはお水に凄く強いミントをたくさん入れて、ぱって開けたら驚いてしまうくらいミントをたくさん入れたものを飲むようにしているわ。

A：トライしてみようかな。初めて聞きました（笑）
私は舞台をやっていることもあって、歌う3時間前には起きて喉を起こすようにしています。シャウトとかスクリームがあるから、なるべく辛いものを食べないようにだとか、睡眠を大事にしたりとか、あとは温泉に入ることですね（笑）

－Bekkiは日本で遣り残したことはありますか？

B：富士山を見たかったわ。

A：帰りは新幹線だったから見れたはずなんだけど寝てたかな（笑）？

－DOMENICAはアルバムを出してから一年になりますが、次作のリリースはいつ頃の予定でしょうか？

B：実はもう曲が出来ているからこの後カナダに戻って、スタジオ入りしてレコーディングして今のところ来年の春のリリースを考えているわ。
一年半ツアーをしていてどんどん自分達がヘヴィにハードになっていったのが分かっていたので次のアルバムではもっとアグレッシヴなものになると思うから期待していてね。