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INTERVIEW

FABLED NUMBER

2014.07.11UPDATE

2014年07月号掲載

FABLED NUMBER

Member:N'Eita (Gt/Vo) Mako-Albert (Gt) N'Taichi (Ba/Cho) Mr.Donuld Betch (Dr) 
Chii,lulupucchi (Key/Per) Ikki-Rodriguez (Samp/Prog)

Interviewer:山口 智男

-制作期間はどれぐらいだったんですか?

N'Taichi:前作のツアー中の制作だったんですよ。ツアー・ファイナルが4月の終わりだったんですけど、5月から録りはじめるんで、それまでに曲を作らなきゃいけなかった。福岡に行ったとき、熱を出しながらTrack.4の「シンボル」とTrack.5の「The King」を鍵盤、打ちながらやってたんですけど、それやってなきゃほんまヤバかったです(笑)。

Mako:でも、この2人に任せといたら間違いないです。このバンドに入った時からずっとそれは思ってます。

N'Eita:みんながお互いに信頼しあってるんですよ。それがやり甲斐にもなる。"いいの作れんの?"って思ってる奴がおったらモチベーション全然アガらへんしな。でも、Makoちゃんだって、(曲を)もっとよくしたいという思いもあるだろうし。

Mako:そうですね。レコーディングではタイちゃんが作ってきたフレーズと自分が持ってきたフレーズ両方弾いたんですよ。自分が作ってきたフレーズは、ほぼダメだったんですけど(笑)。タイちゃんが作ってきたフレーズは1個1個がとことん考えられてるし、1個1個がかっこいい。制作時間は短いけど、その中でメッチャ考えてるんだなって改めて思いました。もちろん僕も考えてるんですけど、フレーズを作る早さとリズムにハマるアレンジはちょっと敵わないですね。

N' Eita:タイちゃんが作ってきたらそれに合わせていくのも大事やし、その中で自分を表現していくのも大事だと思うんですけど、みんなほんまに楽曲に対して、誠実に取り組んでる。だから、投げやりになってないし、変にムキになって自分のフレーズにこだわることもない。前向きですよね、基本。そうだとやっぱり前進しますよね、バンドって。一点を見つめて、みんなで1つになって駆け上がってる感じはありますよ。

Ikki:シーケンスに関して言えば、前作よりもタイちゃんと詰める時間がはるかに多かったんですけど、今回は前作よりもタイちゃんが考えつかなったところを提案できたことが僕にとって血になって、それがまた次の作品に対しての自信につながりました。

N'Eita:みんながタイちゃんが考えてることを誠実に汲み取ろうとした結果なのかな。

N'Taichi:そこはやっぱりメンバー同士で刺激しあってるんじゃないのかな。

Betch:なあなあにならないからいいと思うんですよ。

N'Eita:バンドのいいところですね! 兄貴(笑)!

-英語の中で日本語を効果的に使った歌詞もいいですね。しかも、大阪弁だから、もちろんご自身の言葉だからあたりまえなんでしょうけど、気取りがなくていいと思いました。

N'Eita:元々、大阪弁を入れようという意識はなかったんですよ。ただ、韻がメチャメチャ踏みやすい。いろいろこだわりがある中で、僕が1番気にせないかんのが歌のリズムと韻。大阪弁のほうが口の動かし方が英語っぽくなるし、なおかつ自分が普段使ってる言葉でイケる。それに、やらしい話、そっちのほうが個性的でもある。

N'Taichi:でも、それは自分が育ってきたところの言葉やから自然やで(笑)。

N'Eita:みなさん言いますよ。ええなぁって。英語やとガチで韻を踏んでいく中で、韻を踏むために自分が思ってないようなこともちょっと入れたりしなきゃいけないことがあるんですけど、大阪弁だとそれがない。気持ちをストレートに書いても韻が踏めるんです。なおかつリズムがばっちりハマる。大阪弁だと地元の人もうれしいじゃないですか。ウルフルズが大阪弁を使ってるのとはちょっと違う感じというか、"FABLED NUMBERかっこいいバンドやのに大阪弁使うんだ。しかも、かっこいいな"って。ちょっとクセつけて、聴き取りにくい感じにしてるんですよ。歌詞カードを見たとき大阪弁だって発見するのも楽しいじゃないですか。前作でも入れたんですけど、わからなかったみたいなんで(笑)、今回はそこをちゃんと伝えたかったんです。