MENU

激ロック | ラウドロック ポータルサイト

INTERVIEW

ギルガメッシュ

2013.09.11UPDATE

2013年09月号掲載

ギルガメッシュ

Member:Яyo (Dr) 左迅 (Vo)

Interviewer:ムラオカ

-ですが、こちらの「Break Down」もかっこいいですよね。

Яyo:ありがとうございます!あの曲はミクスチャーの擦りネタ系ですよね。擦りネタとデジタルのミックスがアツくて、それをどうやったらうまく歌謡曲的になるかなって考えた作品だったんで。

-そういえば最近のモダン・メタルコア・バンドもミクスチャー的なサウンドを取り入れてますよね。

Яyo:ありますよね。ISSUESとかミクスチャーですよね。LINKIN PARKにブレイクダウン入れた感じで。あとERRAとかもハンパない。リズム隊とかおかしいんですけど、でもけっこうポップで聴けちゃうじゃないですか。そういう感じで、ギルガメッシュのフィルターを通すとギルガメッシュらしくなるっていうのが俺にできる音楽かなって思うので、吸収は大事ですよね。

-今後いろんな曲ができそうで楽しみですね。

Яyo:その前にテクニックを付けないと追いつかないので(笑)。

-ライヴをニコ生で中継したり、ライヴを期間限定でアップしてましたが、ファンからの反応はいかがでしたか?

Яyo :どうだったの?俺ソーシャル・メディア持ってないんで。

一同:ソーシャル・メディア(笑)!

左迅:曲自体に深みが増しているのを肌で感じてくれたみたいで"ダークな雰囲気がかっこよかったです!"とか、凄い反応はよかったですね。いつもは賛否両論なんですけど今回は否定的なメッセージは1つも来なかったです。待ち望んでくれていたサウンドなんだろうなって伝わってきましたね。

-ギルガメッシュは曲のタイトルやアー写含め、今まではかっこいい中にもどこかコミカルなテイストのイメージが僕の中ではあったんですね。それが今回封印されてラウドロックに寄ってきているイメージが前面に出ていると感じましたが、実際にそういう意識はありますか?

Яyo:そうですね。過去を否定するつもりじゃないんですけど、ただ今はモードが違うんですよね。柔軟にどんなことでもできるバンドではありたいですけど、9ヶ月も待たされて"お待ったせ~!"みたいな軽い感じだったら説得力がなくなっちゃうんですよね(笑)。"何だコイツら!"って、俺だったらぶっ飛ばしますもん。今現在のバンドのスタイルをクールに打ち出したいなっていうのが今回ありますね。

左迅:やっぱりそういう気分になれなかったってのがあります。窮地に立たされて本当にもがき苦しんで、だからこそこの歌詞が出てきたし、そういうイメージでいきたかったですね。

-シングル・リリースと共にアルバム『MONSTER』の今秋リリースも決定していますね?シングルの初回限定盤にはそのアルバムの予告編が入っているんですね。

Яyo:ちょっと新しい試みを(笑)。俺の中では今のタイミングでアルバムでもよかったんですけど、いろいろ都合があってSHIBUYA-AXを終えてのアルバム発売となったので、その前に次の作品の雰囲気を感じてもらいたいなと思って、こういう形でダイジェストを作りました。あえて音のクオリティも下げて、ラジオ・ノイズが乗ってるような感じにしてます。

-それでは最後に激ロック読者にメッセージをお願いします。

Яyo:今回の『INCOMPLETE』はギルガメッシュの新しい試みとして、初めて7弦ギターでチューニングをドロップG#まで下げて、さらにDjentも取り入れてみました。最新のエレクトロ・サウンドもたくさん盛り込んで、キッズが喜びそうなすごくパンチの効いたリフもあり、楽曲も面白いと思うので、ぜひ聴いてください。

左迅:ギルガメッシュが夢を追い続けることの難しさや大変さを味わった期間だったので、夢を追ってる人たちに"中途半端な気持ちで立ち向かうんじゃねえぞ!やるなら死ぬ気でやれよ!"ってメッセージを込めてるので、この曲を聴いて熱い気持ちが伝わればいいなと思います。