INTERVIEW
SECRET 7 LINE
2012.06.05UPDATE
2012年05月号掲載
Member:RYO (Gt&Vo) SHINJI (Ba&Vo) TAKESHI (Dr&Vo)
Interviewer:TETU★KID
-Duble A side Limited New Maximum Single『DOWN TO HELL / IT'S ALL RIGHT』が4月25日に発売されましたが、こちらのリリース形態はどんなものなんでしょうか?
S:TOWER RECORDSと、indiesmusic.comと、限定店舗と会場ですね。
-このシングルを出そうと思ったきっかけというのは?
R:まあ、アルバム前に、という感じなんですけど(笑)。
T:先にアルバムありきだったのかな?
S:前のアルバムを去年の1月に出してリリースの間隔がずっと空いていたから。今まで年1回でアルバムを出していたのが空いてしまったのもあるし、間を空けずにということもありましたね。
-4月にシングルを出して、そして6月にアルバムということはこのシングル曲はもともとアルバムを作る行程で出来た曲なんですね。シングルにした決め手というのはあったのでしょうか?
T:今までにない感じの曲だったんです。今までにないタイプの曲と、今まであったポップ感をさらに上にいったような進化した曲だったので、こういう(シングル・リリースという)判断になりましたね。
-それに伴うリリース・パーティーが6月15日に代官山UNITで行われます。UNITでは何回かやっていますね?
R:前回のツアーのファイナルでワンマン・ライヴをUNITでやって、自分たちでやったのはそれが初めてです。それ以前にはイベントで出ています。
T:INYA FACEのイベントじゃなかった?
S:なんか、そんな感じの(笑)。George Williamsさんの......。
R:@UNITEDだ!
S:ああ!@UNITEDだ、懐かしい!
T:(UNITでは)それに出たくらいですね。
-今回のアルバムを聴かせていただきましたが、今までのメロディの良さやキャッチーさの上にハッピー・ハードコア的要素や洋楽っぽい雰囲気が乗っていて、今の日本のバンドでこういうことをできるのは他にいないなと感じました。
T:めっちゃ嬉しいこと言ってくれました(笑)。
-アルバムのテーマや方向性をまず設けたのか、逆に今やりたいことをやっただけなのでしょうか?
T:テーマは設けてないですね。その時に自分がかっこいいと思える曲を録ってみんなで合わせていって、"これいいじゃん"とか、"これはイマイチかな"とかそういう判断をみんなでして、それでいいと思える曲を生かしていきました。
R:そうですね。曲を作っていく上で個人でのテーマはもちろんありましたけど、バンド全体として"こういう方向性で"という感じではなかったですね。
T:基本的に、3人とも洋楽も邦楽も両方とも好きなんです。1stや2ndからそういう要素があるっというのはずっと一貫してたんですけど、それが今作では結構出せて来たかなと思います。ドラムのフレーズでも"ちょっとだけこれやったら外人っぽいんじゃないかな?"とかそういうのも少し出せたりとか。
-曲自体はいつ頃から作り始めたんですか?
R:曲ネタ自体は前回のツアーが終わってからどんどん作っていました。それが形になっていったのは、今年1月から2月ぐらいからですね。ツアーが終わってからもライヴがいっぱい入っていたので、曲ネタは作っているものの、合わせて完成させていくまでは進んでいなかったので、昨年の12月から2月まで、ライヴを減らしてスタジオに入りまくって曲作りを固めていく作業をしていました。
S:それまでに考えていたネタは、今回のアルバムに残念ながら残らなかったものが多いですね(笑)。
T:フレッシュさがなくなっちゃうのかね。
-貯めていた曲が、ということですか?
S:そうですね、構想を練って貯めていた曲が、その"よし、アルバムを作るぞ"っていうタイミングまでは残らなかったですね(笑)。
-曲作りの方法で、大きく変わったところはありましたか?
R:僕個人としては、今までの感じにプラス・アルファして前に切り拓いていくという点を意識しました。洋楽っぽい要素もありつつ、日本のバンドっぽくもありつつというところをさらに押し進めて、さっき言ってくれた"他にこういうバンドないな"っていう方向に進めたいなっていうのはあったので、そういう点も意識しつつ曲作りをやりましたね。ただ、俺はパソコンを使っての曲作りができないので、ギター弾いて歌を考えて、バンドに持っていってみんなで考えるというやり方ばっかりだったので、それ自体が変わったっていうことはなかったですね。
S:俺は、昔はもっと洋楽思考が強かったんですけど、どんどんそういうのがなくなっていって、普遍的にずっと歌えるような曲を作りたいという意識がすごく強かったですね。例えば70年代や80年代の昔からの名曲が今もいろんな形で鳴っているように、普遍的な、いつの時代でも歌えるようなのを作りたかったっていうのが今回のテーマですね。
T:グッド・メロディが多いもんね、今回。