INTERVIEW
"THICK FESTIVAL 2018"座談会
2017.12.13UPDATE
2017年12月号掲載
SECRET 7 LINE:RYO(Gt/Vo) TAKESHI(Dr/Vo)
AIR SWELL:hamaken(Gt/Vo)
THE CHERRY COKE$:KATSUO(Vo)
HOTSQUALL:チフネシンゴ(Gt/Vo)
ROACH:taama(Vo)
インタビュアー:荒金 良介 Photo by 上溝 恭香
SECRET 7 LINE主催のイベント"シクフェス"こと"THICK FESTIVAL 2018"が、来年1月6日、7日の2デイズに渡って開催される。今回は、主催者であるSECRET 7 LINEからRYO、TAKESHIのふたりに加え、出演者よりhamaken(AIR SWELL)、KATSUO(THE CHERRY COKE$)、チフネシンゴ(HOTSQUALL)、taama(ROACH)を迎え入れ、賑々しい座談会を敢行! シクセブとの関係性や、このイベントに懸ける想いなどを時にくだけつつ、時に熱く語り合ってもらった。イベント開催前に読めば、きっと"シクフェス"の見方が変わるに違いない!
-本日は"THICK FESTIVAL 2018"の出演者の方々から、いろいろと話をうかがえればと思います。まず、SECRET 7 LINEとそれぞれとのバンドとの出会いから聞かせてもらえればと。
TAKESHI:AIR SWELLと初めて対バンしたのは渋谷eggmanでしたね。楽屋でRYOとhamakenの家が近いことがわかって、それからふたりで飲みに行くようになったんですよ。
RYO:一時期、週3回ぐらいで飲んでました。
hamaken:(家と家が)歩いて5分ぐらいの距離で。それから引っ越したから会う回数は減りましたけど、こないだも俺の家でトンカツを食べました。
RYO:そうね、hamakenが作ったトンカツを。
TAKESHI:料理できるの?
hamaken:めっちゃ料理しますよ!
TAKESHI:すげぇ! 意外だなぁ。
-ふたりでどんな会話をするんですか?
hamaken:音楽の話......曲の話とかをしますね。
RYO:そうだね。
hamaken:"今日どう?"みたいな感じで誘って飲んだり、お互いに曲を聴かせたりして。僕はRYOさんが作る曲に関してスタイル的にいいなと思うのは、オールドスクールが好きだけど、ニュースクールも取り入れるところ。日本語もやるけど、ちゃんとシクセブ(SECRET 7 LINE)の音になってますからね。オールドスクールしか認めない人もいるけど、いろんな音楽を取り入れてるイメージですね。
RYO:そういう(いろんな音楽を取り入れる)意識はしてますね。hamakenは見た目と違って、めっちゃオシャレな音楽を聴いてたり、作れたりして。理論も勉強しているから、音楽偏差値が高いですね。だから、ご教授いただいてます。こういう理論なんですよって説明を聞いても、よくわからないんですけど(笑)。
TAKESHI:hamakenは歌が上手いっすよね。「No going back」(2014年『All Lead Tracks』収録)だっけ? あの曲が好きで。バックは洋楽っぽいのに、メロディは和っぽくて。
hamaken:ペンタトニックでメロディを作ると、ああいう感じになるんですよ。
-懐かしい歌謡曲の匂いがしますよね。
hamaken:あぁ、そうっすね。"もしも願いが叶うなら~"(※小林明子「恋におちて -Fall in love-」のワンフレーズ)とか、松任谷由実の「ANNIVERSARY」とかが好きですね。
-では、ROACHとの出会いは?
taama:飲みの席で会ったのかなあ。
TAKESHI:先に対バンしたのか、そのへんが曖昧なんですよ。フワッと仲良くなった感じですね。(taamaが)結構深くハードコアを知ってるんですよ。足に"HATEBREED"というタトゥーを入れてるだけあるなと。NUMBのSENTA(Vo)さんがtaamaのモッシュを褒めていたから。
taama:それはめっちゃ嬉しいですね!
TAKESHI:昔気質のハードコア・キッズなんだなと。
-TAKESHIさんもそのへんは好きですもんね。
TAKESH:そうですね。でも音楽の話はあまりしないかな。ROACHの『OKINAMERICA』(2012年リリース)のころに仲良くなったのかな。AIR SWELLもそうだけど、ROACHも和というか、メロディがわかりやすくて。ギャップが好きなのかな。ラウドだけど、メロディがきれいですからね。
RYO:taamaの初めての印象は、朝の田園都市線で、コンビニ袋に満タンに入ったゲロを持ってるtaamaがいて。僕、溝の口付近で降りようと思ったら、その姿を見つけてしまって。
-それはライヴの打ち上げの朝とか?
taama:たぶんそうだと思うんですけど、よく覚えてないんですよ。
RYO:そのインパクトがすごくて、とんでもない奴だなと(笑)。ROACHの曲に関しては......沖縄の音楽はそんなに知ってるわけじゃないけど、ほかのバンドとは違う独特なものがあるなと思いますね。和とか、沖縄って感じがするから。
TAKESHI:うん、ROACHは誰っぽいというものがないもんね。
taama:シクセブは人間同士でぶつかってくれるところにシビれて、それが一番ですかね。沖縄でも"シクフェス"みたいな大きなイベントをやりたいなと。