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INTERVIEW

DIR EN GREY

2009.04.17UPDATE

2009年12月号掲載

DIR EN GREY

Member:薫(Gt)

Interviewer:MAY-E


-DVD「TOUR08 THE ROSE TRIMS AGAIN」でも、DIR EN GREYの独特の雰囲気はしっかりと伝わってきましたよ。

まだまだですけどね。大分そういう雰囲気も出てきたかな、とは思うんですけど。

-初回生産限定盤にはDISC2とDISC3がつきますが、それぞれ何が収録されるんでしょうか。

ディスク2のDVDは、見てのお楽しみのドキュメント映像などが収録されます。ディスク3のCDは、新木場のライヴに加えて、昨年12月の大阪城ホールのライヴから出来が良かった音源を(笑)ピックアップして収録します。

-DVDに収録されたライヴは昨年10月18日に新木場で行なわれたものですが、LOUD PARK 08と同じ日だったんですよね。そのLOUD PARKでトリを務めたSLIPKNOTとも親交が深いそうですが。

そう、その1週間くらい前に彼らに会ったんですよ。同日同時刻にライヴをするので、お互いのステージにでっかいモニターを用意して、お互いのライヴを同時中継してみようか、なんて話も出てたんですけどね(笑)そんな馬鹿な話ばかりしていましたよ。ライヴの後も、俺らの打ち上げにCraig Jonesがわざわざ来てくれました。酔っ払ってたんで、あんまり覚えてないんですけど(笑)

-(笑) DIR EN GREYは今、ヨーロッパを中心に世界的に大変な盛り上がりを見せていますが、Kerrang!誌のバックアップは大きかったと思いますか?

そうですね、イギリスだけじゃなく世界的に見て、Kerrang!はロック誌の中では一番だと思っているし、そんなところに気に入ってもらえて、プッシュしてもらえたことは、やはりすごくでかかったと思いますね。表紙を飾らせてもらったことで、イギリスやヨーロッパだけじゃなく、アメリカや日本からもいい反応が得られたので、それは本当に有り難いと思っています。

-Kerrang!は、DIR EN GREYを「WORLD’S BIGGEST CULT BAND」として紹介していましたね。

うん、面白い例えだなぁと思いましたね。それだけ、他にないものを見せられているんだろうなって感じましたね。

-今年も6月にヨーロッパで「Rock am Ring」「Download Festival」などのフェスへの出演が決まりましたね。海外のフェスで、DIR EN GREYの世界観を20分ないしは30分で表現しきるためのコツもすでに掴んではいると思うんですが。

うーん、そうですねぇ、出演しているバンドによってセットリストを変えるようにしています。例えば、メタル・バンドしか出ていないようなフェスでは敢えてメタルっぽい曲を外して、そうじゃない曲だけでやってみるとか。出演している数多くのバンドの中でも、このバンドは他とは違うなっていうところを狙っていきたいんですよ。そんな風に、フェスの嗜好によって変えていったりしていますね。なるべく分かりやすい曲をやるようにはしていますけどね。フェスなんかだと、初めて見る人の方が圧倒的に多いので。

-日本ですとメンバーの名前でコールされますけど、海外ではどうなんでしょうか?

やっぱり「DIR EN GREY!」って叫んでいるやつが多いですね。海外じゃメンバー名を呼ばれることなんてないから新鮮ではありますね。

-海外と日本とでは、盛り上がる曲も違うのでしょうか。

海外の場合は、何でも盛り上がっちゃうんですよね(笑)速けりゃいい、みたいなノリだったりするんで。まぁそれはそれで面白いんですけど。「ちゃんと聴けよ、お前ら」みたいな部分はあります(笑)日本のファンは、ステージの全てを堪能して帰ろうとしますよね。海外にも、もちろんそういう人はいるんでしょうけど、ただ曲の速さに反応する人のほうがものすごく多いんですよね。速い曲をやったらとにかく暴れる、みたいな。

-(笑) 数多くのアーティストとショーを経験していますが、中でも特に感銘を受けたバンドといえば?

やっぱり、DeftonesとTOOLは凄かったですよ。独特の雰囲気がステージの中に渦巻いていて…。もう、彼らの場合は音がどうとかは関係ないんですよね。その人たちそのものがデカいっていうか。Family Values Tourで回った時は「俺らって小っちゃいなぁ」ってすごく思ったんですよ。ふらついているというか、何というか。別に後ろめたいことがあるわけじゃないですけど、もっとちゃんと地に足をつけてバンドをやっていこうと思いました。自分たちの中に確固たる何かを持ってステージに立とう、という気はしています。

-Deftonesもキャリアがあるバンドながら、とても気さくな方々ですよね。仲良くなりましたか?

うん、よく飲んでましたね(笑)俺ね、Chinoと同い年なんですよ。それがもうびっくりしてね。えー!うそやん!思って(笑)