FEATURE
CAFFEINE BOMB RECORDS
2013.07.09UPDATE
2013年07月号掲載
Writer 山本 真由
CAFFEINE BOMB RECORDSといえば、STUDSやPOP DISASTER、FAT PROPなどの人気バンドを輩出してきたジャパニーズ・パンクの名門レーベル。そして今回、その日本における2000年代パンク・シーンの土台を作ったとも言うべき、素晴らしい功績を残してきたレーベルの、10年の歴史の集大成とも言える、豪華メンツによる最強のコンピレーションが発表された!彼らの歴史を支えてきたバンドは勿論、輝かしいその功績に新たなページを刻むべく仲間入りしたニュー・フェイスや、同じシーンで活躍する盟友たちが集結し、メモリアルな1枚となった。しかも、ほとんど新曲!これまでの歴史を振り返るような過去の名曲を集めたようなコンピは、CAFFEINE BOMBらしくない。この道一筋に、常に時代をリードしていく彼ららしい、未来を感じさせるアルバムに仕上がった。若者のパンク離れなど全く感じさせない、威勢の良いバンドが揃ったこのアルバムを聴けば思う筈、日本の未来は明るいぜっ!!
Dizzy Sunfist
今年4月にCAFFEINE BOMB RECORDSの仲間入りを果たしたニュー・フェイス、Dizzy Sunfist。元気いっぱいの女性ヴォーカル・スリー・ピース・バンドが、オープニングを飾るに相応しいパワフルな新曲でコンピにも参戦!
LABRET
京都を中心に活動する3ピース・メロコア・バンドLABRET。今年5月に2ndフル・アルバムを発表したばかりの彼らが、その個性的な楽曲にさらに磨きをかけ、活動の幅を全国区に拡大中!
Sunset Bus
言わずと知れた前身バンド3.6MILKから、息の長い活動でファン・ベースを確立しているサンバス。国内スカコア・シーンをリードする存在として、今まさに波に乗ってる彼らも、この祭に欠かせない存在だ。
Boobie Trap
横浜を中心にゆるゆる活動しているBoobie Trap。異常なマイペースっぷりなせいか活動歴のわりには地味なポジションだが、その直球メロコア・サウンドは、ライヴ・キッズの大好物であること間違いなし。
Mrs.WiENER
横浜のルーキー3人組、Mrs.WiENER。自称“ゆとり世代代表”とのことだが、地道な活動でじわじわ人気を集めている。草食のカラを破って若さゆえの勢いで、ゆとりの未来を切り拓け!
BASSUI
これからの季節にぴったりの爽快なメロディとコーラス・ワークという強力な武器を持った、BASSUI。パンク系イベント&フェスで引っ張りだこであった彼らの勇姿を再び見れる日を皆で待とう!!
POP DISASTER
メンバー・チェンジを経て、メジャー・デビューを果たし、不動の人気を確立した男女混合5人組。エモさと激しさを併せ持つ、唯一無二のサウンドはまだまだこれからも進化し続ける。
FAT PROP
ピアノ・エモ・ブームを体験した世代にとっては、どこか懐かしくもあり、今どきキッズにとっては絶対的に新しい。他に類を見ない独創性のある情緒あふれるメロディは、聴く者の心を掴んで離さない。
EDDY
大阪発、エモ―ショナル・ロック・バンドEDDY。透き通ったヴォーカルと、等身大のピュアな日本語詞でリスナーを魅了する。昨年、活動休止から無事復帰を果たし、再出発した彼らもまた新曲で参戦!
Septaluck
活動休止中のstack44のfinを中心に結成された新バンド、Septaluck。ライヴではstackの楽曲も普通にやっちゃう彼らだが、きっちり新曲も作ってます。そして、ここでももちろん美声は健在!
FOR A REASON
都内を中心に活動するCAFFEINE BOMBの重要バンドの1つ、FOR A REASON。疾走感と激しさ、抒情的なサウンドは、これぞジャパニーズ・パンクというある種のスタイルを確立している。
Down the Rabbit-Hole
メンバー・チェンジを経て再スタートを切ったDown the Rabbit-Hole。パンクのみならず幅広いロックのルーツを感じさせる独自のポップネスで、聴く者をハッピーな気分にさせてくれる。
Vibedred
京都発のロック・バンドVibedred。西海岸系ミクスチャー・パンクを土台としながらも、日本人らしいメロディ・センスと歌心が沁み渡る楽曲が魅力だ。より直球なロックへ進化しつつもルーツの深さを感じさせる。
SNORT
あのFC FiVEを輩出した茨城県出身のメロディック・ハードコア・バンドSNORT。骨太なサウンドと独特のサウンド展開で異彩を放つ彼ら。激しいだけじゃない懐の深さで、圧倒的なセンスを見せつける。
Dolls realize
激ロックのイベントでもお馴染みのDolls realize。一際ヘヴィ、且つグルーヴィなサウンドは、個性派揃いのこのコンピの中でもかなり異色!デジタル・サウンドも巧みに取り入れ更にどこまでも独自の道を歩む。
SHIMA
燃える闘魂、九州男児4人組。BRAHMANやGARLICBOYS、GOOD4NOTHINGなどのツアー・サポートを行い、そのキャッチーなサウンドでライヴ・シーンを盛り上げている彼らが、更なる快進撃を見せつける!
CRAZY HiTMAN
超ゴキゲンなスカ・パンクでお馴染みのCRAZY HiTMAN。CAFFEINE BOMBと同じく10周年を迎えた彼らが、ブレないポップさとキャッチーさで、このお祭り騒ぎを盛り上げてくれる!
TNX
懐メロ(懐かしのメロディック・パンク)直系サウンドで、不動の人気を誇るTNX。彼らも“大変残念な”10周年(笑)を迎え、CATCH ALLの看板バンドとして、ますます精力的なライヴ活動をしてくれそうな予感。
SMASH UP
Kick Rock所属の底抜けに明るいポップ・パンク・バンド、SMASH UP。怒涛のツアーで磨き上げた、殿堂入りモンの突き抜けた疾走感も、シンガロング必死のメロディも悔しいほどにタイムレス!
THE CLUTCH
名古屋のメロコア・シーンをリードする、THE CLUTCH。幾度ものメンバー・チェンジを乗り越えながらも、変わらぬサウンドで着実に活動を続け13周年に突入、目標15周年に向け、まだまだ突っ走る!
STUDS
CAFFEINE BOMBの顔といえば彼ら!パワフルなライヴ・パフォーマンスで、これまでに、NO USE FOR A NAMEやMXPXなど数多くの海外バンドとも共演を果たしてきた実力派ポップ・パンク・バンドだ。
TOO CLOSE TO SEE
“仕事をするか、ロックをするか、子育てするか”でおなじみのTCTS!ライヴはたまにしか見れないけれど、今年はナント5年ぶりにアルバムをリリースということで、精力的に活動してくれそうな予感……!
TRACKLIST / ARTISTS
01. SUPER HERO / Dizzy Sunfist
02. Paradigm shift / LABRET
03. DESTINATION / SUNSET BUS
04. Dream of me / Boobie Trap
05. Gimme Gimme / Mrs.WiENER
06. Take a break / BASSUI
07. Break Free / POP DISASTER
08. FAKE / FAT PROP
09. カルミア / EDDY
10. (this is no) time for down / Septaluck
11. Live Your Hearts And Always Follow / FOR A REASON
12. Mosh in the Prison / Down the Rabbit-Hole
13. Joker / Vibedred
14. choice / SNORT
15. KONOTE / DOLLS REALIZE
16. REWARD / SHIMA
17. Here in heaven / CRAZY HiTMAN
18. stay away from JAPunks / TNX
19. Life's journey / SMASH UP
20. ANSWER / THE CLUTCH
21. TRIAL / STUDS
22. Punk Rock Baseball Freedom / TOO CLOSE TO SEE
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