DISC REVIEW
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沖縄県石垣島発の4人組が5曲入りのメジャー1st EPを発表。冒頭を飾る「Modern Bleed」は新曲で、カオティックなイントロからラウドに振り切った攻撃力抜群のナンバーだ。シャウトを織り込みながら、サビではキャッチーなメロディが飛び出し、聴き手の心をガッチリ掴む。プログレッシヴ且つリリカルなインスト・パートも聴き応えがあり、目くるめく曲展開で惹きつける構成もさすが。残り4曲は既発曲のリレコーディングで、ライヴの定番曲を収録。カオティック・ハードコアの手法を取り入れた「Utopia」は、DISTURBEDのDavid Draiman風の歌い回しがクセになる曲調だ。9分超えの「Idea」は、エモーショナルな歌声でストーリー性豊かに聴かせ、バンドの表現力の高さを提示している。 荒金 良介