DISC REVIEW
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dustboxは、やっぱりdustbox。20周年を迎えても錆びないパンク魂には脱帽だ。3ピースで出せる音にこだわりを持ち、斜に構えずに正面からブチ当たるサウンドは、いつ聴いても気持ちいい。今作もシンガロング必至のキャッチーなコーラス、1~2分代で畳み掛ける潔いメロディック・ハードコアと、衰え知らずのパワフルなサウンドを響かせている。豪雨で中止となってしまった"京都大作戦2018"への思いを綴った楽曲や、THE CARDIGANSの名曲をパンク・アレンジでカバーした「Carnival」など、聴き流せないトラックが満載。ところで、ライヴ会場では"No more Melon Bread!"って嬉々としてコールするんだろうけど、メロンパンは毎日食べても美味しいんだよなぁ。 山本 真由