INTERVIEW
dustbox
2016.02.09UPDATE
2016年02月号掲載
Member:JOJI(Ba/Vo) SUGA(Vo/Gt) YU-KI(Dr)
Interviewer:荒金 良介
-今作はすごくいいアルバムですね。ひと言で言うと、安心しました(笑)。
SUGA:はははは。久しぶりだし、メンバー・チェンジして初の作品ですからね。そう思う人もいるかなと。
JOJI:心配をおかけしました!
-いえいえ。いい意味で変わらないdustbox節がありながら、新しい風も吹かせた作風だなと。まず作り終えた感想から聞かせてください。
YU-KI:感無量です!
一同:ははははは。
JOJI:YU-KIはそうだよね。
YU-KI:dustboxは15年活動してるじゃないですか? だから加入してから覚える曲が多すぎて。でもやっと自分が叩いてる音源が出せたなと。
-YU-KIさんはもともとdustboxの音源は普通に聴いていたそうですね?
YU-KI:地元の先輩だし、付き合いも10年ぐらいになりますからね。初めて買ったのは『triangle』(2004年リリースの2ndミニ・アルバム)です。雑誌にCDが付いてて、それで知ったんですよ。地元のバンドなので、ライヴも何回か行きました。
SUGA:この音源を出すまでにいろんなことを考えましたね。ライヴ活動を止めずに続けたい――メンバー・チェンジして失速してると思われたくないし、そう言われないように活動しようと。だから、やっとここまで来れました。
-個人的には予想より早く新音源が届いたな、という印象です。
SUGA:早めにとは思ってたよね?
JOJI:焦ってるわけではなかったけど、ちゃんとYU-KIが加入した新体制になったっていうメンバー感を出したくて。ライヴをこなして、お客さんにも認識してもらったころに作品を出したいなと考えていたので、いいタイミングですね。
-メンバー感というのは具体的に言うと?
JOJI:言ったら、前のドラムが濃かったじゃないですか。
SUGA:ははははは。
JOJI:YU-KIはheでもそんなに目立つキャラじゃなかったし、dustboxは3人のキャラ立ちを求めているから。heで叩いていたドラムというより、dustboxっぽさがありながら、テクニカルな部分も出して欲しいなと。YU-KIの加入前と同じことをやっても、一緒じゃんで終わっちゃうから。
SUGA:YU-KIはこういう音をやったことがなかっただろうし、俺らは新しいフレーズが出てくるのがまた面白くて。
-YU-KIさんはパンク、メロコアはそんなに通ってないんでしょうか?
YU-KI:そうっすね。聴いてはいたけど、そういうドラムは叩いたことがなくて。最初は不安しかなかったです。速いドラム・プレイは練習しました。
SUGA:だけど、馴染むのは早かったですね。ライヴも最初はうまくいかなくて大変かなと思ったけど、すぐに慣れましたからね。
-去年の夏フェスでSUGAさんに偶然会ったときに、あの時点で"今すごく楽しいんですよ!"と言ってましたよね。
SUGA:ああ、新体制で3ヶ月ぐらい過ぎたころですね!
YU-KI:すぐ馴染めたのはお互いに知っていたことが大きいのかもしれないですね。
-YU-KIさんのdustboxのイメージとは?
YU-KI:とにかく上手いというイメージで(笑)。あと、メロディがすごく前に出てくるなと。まず最初にメロディが耳に入るから、それを壊しちゃいけないなということは考えました。