INTERVIEW
dustbox
2016.02.09UPDATE
2016年02月号掲載
Member:JOJI(Ba/Vo) SUGA(Vo/Gt) YU-KI(Dr)
Interviewer:荒金 良介
-そして、今作はdustboxとしては2005年リリースの3rdミニ・アルバム『Mr.Keating』以来となる、約10年ぶりのミニ・アルバムになります。
SUGA:そうですよね。YU-KIがドラムを叩いた音源を早く出したかったし、フル・アルバムを作ろうと思えば作れたかもしれないけど、ミニで渾身の曲を出したくて。それで一度ツアーもちゃんと回りたいなと。
JOJI:俺はアルバムだろうと思っていたんですよ。SUGAにもそう提案したけど、アルバムじゃないと言われて。結果、マスタリングが終わったあとに『triangle』みたいな作品になったなと思いましたね。あの作品は一度諦めて、それから作った作品ですからね。SUGAがそこまで考えていたのか知らないですけど、『triangle』以降、バーッと音源を出し続けたじゃないですか。
-怒濤でしたよね。
JOJI:今回も起爆剤になる作品になったらいいなと。だから、次にフル・アルバムを出したときは、すげえものができるんじゃないかなと思ってます。
-SUGAさんは『triangle』の作風をどこかで意識してたんですか?
SUGA:今回もまたイチからやりたいという気持ちが強かったですからね。
-『triangle』はまたインディーズからやってやるぞ!という気概に満ち溢れた作品でしたからね。
JOJI:渾身中の渾身の音源でしたからね。
YU-KI:いい音源ですよね。
JOJI:『triangle』にはカバーも入ってましたよね?
-SKID ROWの「I Remember You」(1989年リリースの1stアルバム『Skid Row』収録)ですね。今作にも、カバーが1曲(Track.3「First Of May」/オリジナルはBEE GEES。1969年リリースの6thアルバム『Odessa』収録)入っているから、そこも被りますね。
JOJI:今回のカバーは最後に入れたんですよ。それを聴いたときに『triangle』っぽいなと(笑)。
SUGA:「First Of May」はdustbox結成時に一度カバーしようと思っていた曲なんですよ。でも当時は技量が足りなくてできなかったけど。それを思い出して......昔からすごく好きだったんですよ。ずっとカバーもやってなかったから今回やってみようと。
-過去にカバーしたのはEric Clapton、Elton John、SKID ROWの3曲だけですからね。
SUGA:そうですね。そろそろそういう遊び心でカバーを入れてもいいのかなって。
-曲作りの進め方は変わりました?
SUGA:基本的には変わってないですね。俺がデモを作って、それを聴いてもらって、みんなでああだこうだ言いながら作り直すという。YU-KIも"ここはこんな感じどうですか?"と言ってくるし、俺は"こういう感じが欲しいんだけど?"って。そのやりとりは楽しかったですね。
JOJI:レコーディングや曲作りも楽しくて。まあ、早かったですね。伝わるのが早いんですよ。
SUGA:レコーディングは早かったね(笑)。
YU-KI:僕はいきなりフル・アルバムだとテンパってしまうから、ミニでよかったです(笑)。いい作品になったと思います。