DISC REVIEW
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半年ほど前にリリースした4曲入りシングルもまだ記憶に新しいSHANKが、早くもフル・アルバムをリリース!良い意味で青臭さを残しつつも、自らのサウンドを確立させ、バンドとしての完成度を高めるという新たなステージへと到達した。お得意の王道メロディックは殿堂入りの風格。それに加えて、オルタナティヴ・ロック、パワーポップ、スカ、メロディック・ハードコア、バラードなど、曲毎に様々な要素を飲み込んで、“これがSHANKだ”という、堂々たる姿勢を見せつけた本作。奏でられる一音一音から、力強いメッセージもビシビシと感じさせられる。幾多のライヴハウスでのオーディエンスとのコミュニケーションで培われた、伝える姿勢と情熱が炸裂する、気合の14曲。 山本 真由