DISC REVIEW
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長崎発の3ピース・メロディック・パンク・バンド、SHANK。多くの若手実力派バンドがひしめく国内のパンク・シーンで、今最も勢いのあるバンドの1つだ。洗練されたメロディ・センスで味付けされた楽曲を武器に、ライヴハウスを暴れまわる彼らの今後の躍進を感じさせる新曲3曲と、POTSHOTのカヴァーという充実の内容の本作。おまけ的な位置付けなのかもしれないけれど、意外にもPOTSHOTのカヴァーがめちゃめちゃハマっていて、実際ライヴで聴いてみたい衝動にかられる。僅か10分弱という短時間ながら聴きごたえ十分のコイツを引っ提げ巡業するツアーを経て、ますます鍛えられたSHANKが、フル・アルバムではどんな顔を見せてくれるのか、今から楽しみだ。 山本 真由