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DISC REVIEW

In Love And Death

前作の衝撃的なデビューから約2年、今作の衝撃はそれを更に上回るものになった。 前作M1「Maybe Memories」やM4、M7などの激情系ソングの進化系とも言える、今作のM1、9、12はTHE USEDの要であるカリスマボーカリスト・バートマクラッケンの尋常じゃないは絶叫はもちろん健在、特にM9はバートのシャウトに絡んでTHE USED初のデスヴォイスシャウトをお披露目ときた。前作M2の「The Taste of Ink」に匹敵する名曲になるであろうM2はライブで大合唱間違いなし。そしてメロディが生きたメロウなM3、8は聴き応え十分(M3は個人的に特にお気に入り)。所々カオティックな部分を取り込んだM6だが、このような曲をもしっかり形にしてしまうのは実力派の証だろう。これぞエモ!と言える泣きのM4、7、10も、絶叫の合間の箸休めソングなどでは決してなく、中でもM10などはライブでの演出が楽しみになるような前作M11「On My Own」に値する影の(?)名曲になるであろう。そしてM5、11では前作には見られなかったUKっぽさを取り入れたポップなかわいい楽曲だが、それすらこれほどまでにエモーショナルなTHE USEDサウンドにしてしまうのもまた彼らの凄い所。 ソフトからハードまで多彩だが、どれを取っても極上のメロディが奏でる曲の強さがあることは言うまでも無く、本当にマジヤバーイ内容に仕上がっている。 ファンが自分たちになにを求めているか、それを完璧に形にしたような見事な作品だ。前作も近作も真髄は全く変わらない。期待を裏切るわけがない、いやそれ以上だ。絶賛の上の絶賛だがそれが正直な感想である。これを聴いて、大いに叫び、泣いてもらいたい。 スクリーモという言葉が発生したちょうどそんな頃にデビューした彼らは、THE USEDの極上の楽曲とともにスクリーモという言葉をも全世界に浸透させてきたという意味でも、間違いなくスクリーモシーンの代表格バンドである。10年後、スクリーモはひょっとしたらただのムーブメントでかたずけられてしまっているかもしれない。ただ一つ言えるのは、例えシーンが衰退しようとも変わらずTHE USEDは生き続けるだろうということ。このアルバムを聴いて、それを確信した。THE USEDに出会えたことをファンの一人として心から幸せに思う。 (MAY-E /Edge-Crusher)