COLUMN
SOILWORK BjornのSTABBING THE COLUMN vol.5
僕は今、凍てつくようなカナダのカルガリーにいるんだ。気温はマイナス22度だよ! 僕たちはツアーを半分終えたところで、さらにカナダの北の方に行くことになるんだ。楽しみだよね。
9月に引っ越してから、トータルで2週間も自分のアパートにいなかったことに気付いたところだ。それからいろいろツアーをしたり、個人的な旅行をしたりしていたので、まるで放浪者のような生活を送っていたんだ。最後に書いた時に、日本とハワイの両方に行くだろうと書き、実際にそうしたんだ。1月1日に出発したんだけど、この上なく素晴らしい新年をスタートすることができたんだ。空港に着くと、東京までずっとファースト・クラスにアップグレードしてくれたんだよ。僕の長い足にはこれは本当に大きな違いになるんだ。
ハワイに着いたら、本当に楽園だった。少なくともしばらくの間は。そうしたら旅行会社の連中がカメラの前でウクレレを持って手をあげて、「“アロハ”と言え」と言うんだ。この手のチャーター・ツアーというのは、ちょっとばかり強引になりがちなんだよ。まあでも、僕たちは正しいことをしたんだ。レンタカーを借りて、その場を逃げ出し、オアフ島を走り回ったのさ。本当に素晴らしかったよ……。
僕たちはハワイに何日もいなかったので、ハイライトしか楽しめなかったけど、もっと長くいたかったな。それから僕の妻の両親が住んでいる京都へ向かったんだ。(旅行記みたいになっていたらごめんよ。それでも楽しんでくれたらいいんだが(笑) とにかく、京都に行ったのは多分6度目だと思う。いつも通り、義理の父と山のように飲んだ。父は55歳になるんだが、見た目はずっと若くて、ちょっとジャッキー・チェンに似ているんだ(笑)
義理の両親は金閣寺の近くにレストランを持っているんだが、表通りにないので、めったに旅行客が来ないんだ。そこのバーでたむろしていると、どうやら僕はおもちゃになるらしく、タトゥーを見せてくれとか、スウェーデン語をしゃべってくれとか、筋肉を見せてくれとか、腕相撲をやろうという話になるんだ。いいんだけどね。実際にはとても楽しいから。たぶん給料をもらって、スウェーデン・サーカスを始めるべきだろうなあ(笑)
それから京都の市外にある映画村に行ったんだ。時代劇が撮影された場所なんだ。とても興奮したよ! 勿論、出かけた時には、本物のサムライの衣装を着て写真を撮ったんだ。(結果は下のような楽しいものになったよ。)
今のツアーはクレイジーだよ。8週間で休みは2日しかないんだから。どう思う? メインストリームのポップ・スターだったら、連続3日もショーをやったら泣き言を言い始めると思うよ。本当にハードコアだ。このアルバムのツアーとしてはこれが最後になるので、もう視界にはツアーの最後が目に入っているので、そうしたらニュー・アルバムの作業が始められるから楽しみでしょうがないんだ。それから新しいアパートでしばらく時間を過ごすこともね。また近々。
じゃあね。
ビョーン“スピード”ストリッド
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