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COLUMN

SOILWORK BjornのSTABBING THE COLUMN vol.22

SOILWORK BjornのSTABBING THE COLUMN vol.22

やぁみんな。

カナダで過ごす最後の月を過ごしているよ。ここに来て3ヶ月になるが2回雪が降ったよ。クレイジーだ。どのみちとても生産的な時間だった。THREAT SIGNALのJon Howard(Vo)のスタジオで、Jonと共同でケベック州のバンドをプロデュースして、SOILWORKの新曲を3曲書いて、あとドレッサーを修理してペンキを塗り直して、フェニックス州へ行って新しいタトゥーを入れて、俺のためにカスタマイズされたスチール・ギターを作ってくれるギター職人と契約を取りつけて、はじめてフェンダーのテレキャスターを買って、毎週水曜日にチキンウィングを食べて、といろいろしたよ。とても複雑な活動の束だ。これでも半分も書いていないんだよ。

さっきも言ったように、俺はフェニックス州へ行ったんだ。メインの目的は2009年に半年ほどここに住んでいた時以来、3年ほど会っていなかった友達に会うためだ。俺はフェニックス州との関係を取り戻したかったんだ。幾つかの悲劇的なイベントもあそこで起きた。知識がないのにドリンクの中にクリスタル・メス(※興奮剤(覚醒剤)のひとつでアイス (ice) とも呼ばれる)を入れられ、トラウマになったんだ。俺はそこで何人かのサイコティックな人々に出会った。基本的に俺はあの場所についての気持ちを再び劇的なものへ戻したかったんだ。俺は本当にフェニックス州が好きで、湖畔で、とても美しく、スピリチュアルな場所なんだ。青い空と赤い山のコントラストが好きなんだ。サボテンと花、ヤシの木と日差しのような……。

悪い面もある。普段はしないようなことをしてしまうような街なんだ。それにも関わらず、ジェイ・ノーマンというNASCAR(※四輪市販車をベースに改造を施した車両(ストックカー)のレース)のレーサーの父親を含む、本当に良い友達がいる。ジェイはいつも俺に良くしてくれた。彼の息子が俺を呼んで“彼はダメだね”と言った時、俺の心を砕いたんだ。彼の心はだんだん弱くなっていっていたんだ。彼に再び会ってしばらくの時間を共に過ごしたいと強く思っていた。俺たちはある晩のディナーをセッティングした。彼はそこから2時間のところに住んでいて、あの晩以上に一緒の時間を過ごすことはできなかった。しかしながらジェイと、彼の家族と過ごした年月の中でも経験したことがなかったベストなディナーだったよ。ジェイはとてもシンプルな人で、おそらくヘヴィ・メタルも好きで、時々自分が思っている以上に彼のことが好きになれたらと思うんだ。彼はいつも笑みを浮かべていて、インスピレーションを与えてくれる人だ。

俺はフェニックス州のPOW WOWへ行くこともアレンジした。Pow Wowは伝統的なインディアンのお祭りで、北米全土からインディアンが集まって、民族衣装を着て共に歌い踊るんだ。あっという間の時間だった。美しい極彩色な自前の民族衣装と強烈なダンス、真の人生経験だ。旅の最後を飾るのに完璧だった。フェニックス州は俺の第2のホームとは言わないまでも、いつでも第3のホームになるだろうね。
またね!

乾杯!
ビョーン“スピード”ストリッド

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