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COLUMN

SOILWORK BjornのSTABBING THE COLUMN vol.3

SOILWORK BjornのSTABBING THE COLUMN vol.3

元気でやっているといいな!

休暇からちょうど帰ってきたところだ。アリゾナ州フェニックスに行っていたんだ。アリゾナの写真を見たことがない人のために言っておくと、クリント・イーストウッド主演のウェスタン映画に出てくる風景にそっくりなんだ。山は赤く、青い空と見事な対照になっている。雨らしい雨は降らないんだ、僕が行った時以外はね(泣)。

フェニックスではTESTAMENTのメンバーたちと出会えたんだ。ちょうどMOTORHEAD、HEAVEN AND HELL、JUDAS PRIESTのサポートで来ていたんでね。アリゾナの砂漠に「モンスーンの季節」が存在していること自体、意識もしていなかったんだ。もろに直撃をくらっちゃってね。ちょうどコンサートが行われた晩で、まあ凄い風景だったよ。
コンサート自体は屋根付きの円形劇場で行われたんだが、両脇は開いていて、観客は盛り上がっていて、天井を吹っ飛ばすほどの勢いだった。 TESTAMENTがステージに立った時には太陽がさんさんと輝いていて、僕は3杯目の酒を手にしていた(5杯目だったかも?)チャック・ビリーはいつも通りパワフルで、新曲をライヴで見るのはとてもゴキゲンだった(“Henchmen”がお気に入りなんだ)僕はバックステージに行って、バンドの連中と2杯くらい飲んで、それからスーパー・スターにも会ったんだ。殿堂入り間違いなしの野球選手、ランディ・ジョンソンという名前の人物にね。彼は本当に格好良かったよ。(知っている野球ファンもいるよね?)
それからMOTORHEADがステージに上がったんだが、これもいつも通り、しっかりしたショウだった!それから酒がすっかり回ってきて、今度はHEAVEN AND HELLの番になった。ロニー・ジェイムズ・ディオはDIOでしか見たことがなかったから、HEAVEN AND HELLが僕のお気に入りの時代のBLACK SABBATHの曲を演奏しているのを見ることができてもの凄く興奮したよ。チャックは、ロニーが67歳になったばかりだと言うんだ(ホントか?)信じられないよ。HEAVEN AND HELLがステージに上がった頃に、空が少し暗くなってきたんだ。まさにカンペキだろ? まさにああいうショーにはぴったりじゃないか!
僕はショーをステージから見ていたんだが、ちょうどそこにトニー・アイオミがいたんだ。手の届くところで、あのキラー・リフを刻んでいるんだよ。ロニーの歌は熱がこもっていて、もう僕の膝はがくがく震えるし、お気に入りの“Die Young”が始まった時がまさにクライマックスだったよ。スゲェ!僕はショウをランディ・ジョンソンと一緒に見ていたんだが、ランディも顔一杯の笑みを浮かべていた。彼はとても背が高くて、僕よりたぶん20センチは上だろう。(告白しとく。僕は最初、彼がバスケの選手だと思ったんだ(笑))

とにかく、PRIESTがステージに上がったのは午後11時くらいで、黒かった雲はまさに真っ黒になっていた。ヤシの木がゆっくり前後に揺れ始めた。
そしてショウ・タイム! “Metal Gods”、“Eat Me Alive”と続いて、それから“Between The Hammer And The Anvil”の時にどっかーん!雷が落ちて、嵐がやってきて、天井の下をステージに向かって雨が吹き付けて、ロブ・ハルフォードの顔を打ったので、ロブは目をつぶらなければならないほどだった。風が本当にひどくて、体をそっちに傾けて、あらゆる筋肉を使って風と戦いながら、同時に歌っている言葉のひとつひとつにもの凄い情熱を込めていたんだ。誰だって“Between The Hammer And The Anvil”の歌詞の1行目なら知っているよね?書いておいてあげよう。「STORM WARNING, BUT THERE'S NO FEAR!」(暴風雨警報、でも恐れることはない!)何と言ったらいいんだろう。魔法だよ。

ではまたね。

いつもメタルしよう!/ビョーン“スピード”ストリッド

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