DRAGON ASHのショウで、マリンスタジアムはすっかり夏フェスらしい雰囲気に包まれた。いやぁ楽しかった。日本のバンドに続いては再びアメリカのバンド、PARAMOREの出番である。
パンク・ロック・プリンセスの名を欲しいままにするカリスマ・ヴォーカリスト、Hayley Williamsは、なんと赤いリボンをあしらったセーラー服姿で登場!彼女が登場するなり会場は大歓声に包まれた。白いハイソックスを合わせるなど完璧な女子高生スタイルのHayleyは、黄色に塗られたカラフルなマイクを持ち、スカートだろうがなんだろうが構わない!といったように元気いっぱいに飛び跳ねている。可愛い。あれほど華奢な体で、どうしてこんなに動けるんだろう。それなのに、ヴォーカルがブレることが決してないのだ。凄い。
抜群の演奏力と歌唱力は、これまでの2度の来日公演で証明済みだけれど、9月にリリースされるサード・アルバム『Brand New Eyes』からプレイした新曲はじめ、今日の演奏は特にパワフルでダイナミックだった。会場の大きさから見ればオーディエンスの数はそれほど多くはなかったのだけれど、アリーナ前方の盛り上がりはハンパなもんじゃなかった。途中、邪魔だと言わんばかりに、肩まで伸びたオレンジ色の髪をぐいっと豪快に束ねていたHayley。こういうサバサバしたところも彼女の魅力の一つだ。可愛いだけじゃない、実力派バンドなのである。
YAMO
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