陽も落ちかけてきた夏の夕暮れ。
意外にもSEなしで静かにステージに登場したBOOM BOOM SATELLITESの二人、中野雅之(Ba&Programing)と川島道行(Vo&Gt)。
黒を基調としたシンプルなステージセットがよく似合う。ドラムが鳴り、ベースが合わさり、ギターが重なった瞬間、オーディエンスは飛び跳ねるように踊り出す。
ラウドなサウンドに川島のヴォーカルが際立つ「Back On My Feat」から、速めのBPMで刻むスペーシーな「Morning After」へと流れれば、スタジアムは巨大なディスコ・クラブへと化す。緊張感を与える演出はあるものの、視覚的な演出は意外と少なかった。バンドも1曲1曲をしっかりとプレイしている印象だ。
スタンド席から拝見していたのだが(そんな押し詰め状態の中、一体どうやって踊ってるの?)なんて思ってしまうほど、アリーナの密着度は異常に高い。拳を上げた、縦ノリな揺れは止まることはなく、ラストの「Kick It Out」になるとアリーナ前方はモッシュと言っていい位の激しい盛り上がりを見せていた。
TETU★KID
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