メタルステージ3番手は、アメリカはロサンゼルスにて結成されたFIVE FINGER DEATH PUNCH。メタルコア、デスコアなどがヘヴィ・ミュージック・シーンのトレンドになりつつある現在、古き良きニューメタルを奏で、アメリカ、ヨーロッパでも熱い注目を浴びていたFIVE FINGER DEATH PUNCHがついに初来日である。周りに目をやると、前の方はすでにパンパンで、後ろにも興味本位で観戦している人もちらほら。個人的にとても楽しみにしていたバンドだけに、始まる前からそわそわしていた。
うねるようなツーバスとルックスからは想像もできない美メロが印象的な「Ashes」より開演!!はやくも、アグレッシヴなツーバスを合図に、天下一武道会が開催される。続いて披露された「Salvation」では、サビのパートで大シンガロングが巻き起こる。私の想像以上に、FFDPファンが多く、そして、その盛り上がりも桁違いであった。「The way Of The Fist」でハイライトを迎え、モッシュ・パートではこれまでで一番大きいサークルが生み出され、そこにヴォーカルIvanがさらに煽る。Ivanは、フロアにいる一人一人に伝えるように語りかけたり、お茶目な顔やポーズをしたりと、観客を楽しませていた。いつの間にか、ライヴを彼中心に見るようになったのは私だけはないはずである。
メロウでミドルテンポな「The Bleeding」、ザックザク・ギターと突き抜けるようなメロディがたまらない「White Knuckles」でシンガロング、そしてラストは「Meet the Monster」でラストスパート!!
今回はフェスということで演奏時間も限られている中で、彼らの魅力が十分に伝わるような充実したライヴであったが、できることならば単独公演も見たかった。
吉野 将志
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