なんとSUMNER SONIC二日目のトップバッターはHOLLYWOOD UNDEAD!・・ではなくアントニオ猪木とボブ・サップ!!プロレス界の二人がSUMNER SONICの10th anniversaryを盛り上げに朝一番のMARINE STAGEにまさかの登場!!
これにはまだ半分も埋まっていないマリンスタジアムではあったが、スタジアムにいるほとんど全員のテンションが上がったのではないだろうか?
そんなサプライズもあったが、彼らがスタジアムにいるみんなの目を覚ました後、お待ちかねの謎の覆面集団HOLLWOOD UNDEADが登場。二日目のチケットがソールド・アウトということもあってか昨日とは違いスタジアムの前方と後方との真ん中で仕切られている前方部分がすでに埋まっている。
まずは挨拶代わりに「Undead」。ステージ前は最初からかなりの盛り上がりを見せトップバッターとしての役割を十分にこなしているのではないだろうか。そのままアルバムでも2曲目の「Sell Your Soul」へ。アップテンポなナンバーなためスタジアムの観客の動きもより激しくなってくる。
SLIPKNOT顔負けなマスクに6人という大所帯なグループであることもありこういう大きなフェス会場がすごく似合っている。
B級ホラー調の語り口調のようなイントロからそのまま不穏なピアノの調べにラップが乗っていく「Bottle And A Gun」で観客はメンバーに合わせハンズアップ、日本での初ライヴとは思えないほどメンバーと観客の息がとっても合っている。「Bottle And A Gun」が終わるとメンバーはさらりとマスクを外す…
勝手にSLIPKNOTみたいに人前では覆面を外さないイメージを持っていたが簡単に外すものなんですねHOLLWOOD UNDEADは(笑)
そしてアッパーでノリのいいトラック「California」へ。このトラックは4MCが交互にラップを畳み込み、サビでは観客の合唱を促すというバンドと観客の一体感を強めることが出来る素晴らしいトラックだ。そしてスロー・テンポで気だるいながらどこかメロディアスな「My Black Dahlia」と「City」でスタジアムを一旦クールダウンさせる。それからヘヴィでドラマティックなメロディが秀逸な「Young」で再びスタジアムは熱が帯びてくる。アルバム1枚のリリースでどの曲でもスタジアムを盛り上げてしまうHOLLYWOOD UNDEAD、本当に凄いグループが現れたものだ。
そして「Paradice Lost」に続き、みんなが待っていたキラー・チューン「Everywhere I Go」、「No5」が始まると、スタジアムはハンズアップでこのトラックたちを歓迎する。最後にきっちり一番の盛り上がりを演出し6人のメンバーは去って行った。
4MCというスタイルであるのでもっと曲間を空けて観客とのコミュニケーションを取るようなライヴかと思ったが、実際はほとんどMCは入れず矢継ぎ早に次々とトラックをぶつけてくるやり方のライヴだった。時間が限られているフェスという場であり、さらに英語が通じない日本ではこのやり方は大正解だったのではと思う。最終的には40分弱という持ち時間の中になんとアルバムに収録されている14曲中10曲も演奏。彼らが自分たちの曲に絶大な自信を持っていることも見て取れた。
ムラオカ
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