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INTERVIEW

BRING ME THE HORIZON

2009.05.20UPDATE

BRING ME THE HORIZON

Member:Oliver Sykes(Vo)

Interviewer:吉野将志

-残念なことにギターのCurtisが脱退しましたね?あなた方はMyspaceで「彼はクレイジーなツアースケジュールのため、長い間家に帰れないという問題を抱えていたんだ。」とおっしゃっています。ツアーのため家に帰れないということは他のメンバーにとってはストレスにはなりませんか?

そんなこともないんだ。僕らはツアーを楽しんでいるし、毎日新しい町で目覚めることも楽しみにしていたんだ。もちろん彼とはすごく仲がいいし、曲作りなんかも一緒にするし、新しい町に行ったら出かけていたんだ。だけど、Curtisとだけはそういうことはしなかったんだ。ガールフレンドに会えなかったり、家族に会えなかったり、友達に会えないとか、誰にとってもストレスだったんだけど、自分たちはストレス発散方法を見つけることができたんだ。Curtisだけがそういうことができなかったんだろうね・・・。

-彼の脱退によりバンドに何か変化はありましたでしょうか?

4人しか残らなかったということは自分たちにとってすごい大きなことで、他のバンドではメンバーの脱退や加入を繰り返していて、彼らにとってはあまりたいしたことではないように見えるけど、自分たちにとっては本当にこの5人こそこのバンドなんだっていう強い想いがあるし、他のメンバーが出たり入ったりしたら、絶対におかしいというか違っちゃうという感覚になるので、実際に彼が抜けるとなった時は悲しい気持ちでいっぱいだったし、慣れるのに時間がかかっちゃうのかな・・・。

-前作に比べるとギターやヴォーカルにキャッチーなメロディが取り入れられており、全体的にとても聴きやすいアルバムになっていますが、これは意識してのことなのでしょうか?

自分が目標にしていた言葉を出すと、もっともヘヴィなバンドでありながらも、キャッチーさ、聞きやすさというのも重視していたんだ。キャッチーなバンドでありたいけれども、ヘヴィさは失いたくないんだ。キャッチーであることはメインストリームであることではないんだ。

-ヘヴィさとキャッチーさのバランスを意識して今作を制作したということですか?

そうだね。

-そのバランスをとる上で気をつけたことを教えてください。

それはもう自分たちのできることに制限をかけないことかな。一定のジャンルの中に小さくとどまっているのでなく、なんでも試してみるんだ。例えば、エレクトロなパートを入れてみたり、リードのメロディをすごくメロディアスにしたりとか、歌詞も可能な限りのことはなんでも取り上げるんだ。キャッチーなメロディを書きながら、スクリームをシャウトしながら歌う。しかもクリーンなヴォーカルでなくて、ゴリゴリな声で歌うんだ。

-Oliverはファッション・ブランドであるDROP DEAD CLOTHINGを主催していますね?(激ロックでバンドTシャツや海外ブランドなどを取り扱うオンライン・ショップを経営しているのですが、そこでは)DROP DEAD CLOTHINGを取り扱ってほしいとメッセージをたくさんもらうぐらい、日本でも人気があるんですよ!!

ありがとう!!うれしいよ。

-どのような考えでDROP DEAD CLOTHINGを立ち上げたのでしょうか?

もともとバンドを結成した時は大学生の時なんだけども、教育に対して飽きてしまって、その時点で仕事を探さなければいけなかったんだけども、その時に母親から「自分でできることを立ち上げたら?そうしたらバンドに集中できるでしょ?」という提案があったんだ。そこでいろいろ考えた結果、洋服のラインがいいんじゃないかなと、アメリカだとかっこいいアンダーグラウンドなクロージング・レーベルがいろいろあって、Johnny Cupcakesとかね。イギリスにはそういうかっこいいものがなかったんだ。そういう意味では隙間産業的にいいんじゃないかなと思っていて、最初は数点のデザインから始めたんだけど、最初から自分の予想以上の反応があってとっても興奮したんだ。今ではツアー廻って、イギリスに帰るとそっちに手中しなきゃいけないんだ。フォトセッションがあったりとかいろいろ大変なんだけども、楽しくやっているよ。

-あなた方のMyspaceを拝見すると、2009年の7月31日から10月22日までショウの予定は入っていないようなのですが、この期間はお休みなのでしょうか?

正式に決まっていないツアーも残っているんだけども、しばらくオフに入って新作の曲作りもしようかなと思っているよ。

-あなたは日本のキッズの憧れの存在です。これまであなたは世界一のバンドになるんだといろいろな苦難を乗り越えてきたと思います。そんな経験を踏まえて、日本の熱狂的なファンに向けてメッセージをお願いします。

自分が憧れの存在でみたいな感じで自分自身では思っていないので、なんといったらいいか分からないんだけども、ただ若い頃は学校で大変な思いをしたり、いじめもあったりもしたけれども、そういう経験から言うと、「とにかく耐えろ!!」ということだね。いじめなんてものはいじめるやつが弱いんだ。大人になったら彼らが弱くなったりと、自分がやったことは自分に必ず返ってくるんだから、自分のことを信じて貫け、他の人になんと言われようとも自分自身を貫け!!